5年前に現役を退いた宮里藍と同世代の女子プロ、ジェーン・パーク(39歳)が画家に転身し話題を集めている。
画像: 本人のインスタグラムより

本人のインスタグラムより

パークがアーティスト活動を始めてまだ1年。だが、すでに絵画の制作依頼が殺到する人気ぶり。ソルハイムカップキャプテンのステイシー・ルイスの引退記念作品や、LPGAツアーの創設75周年を祝し年代ごとに歴史的シーンを表現した作品など、家族や友人のために描かれた絵は数知れない。

きっかけは叔母が家に置いていった画材。アクリル絵の具をいじり始め「YouTubeで動画を見てテクニックや表現方法」を独学で学びながら制作活動がスタート。

「そこからどんどん広がっていきました」

パークは04年全米女子アマに優勝し、UCLAゴルフ部を経て06年にプロ転向。同郷のタイガー・ウッズに憧れ07年からLPGAツアーに参戦し16回トップ10入りしたが優勝には届かなかった。

夫はツアーキャディのピートさん。現在チェ・ヘジンのバッグを担ぐ彼との間には5歳の娘グレースちゃんがいる。愛娘は生後11カ月のときに突然の発作で脳に損傷を受け難治性てんかんと診断された。夫が遠征している間、パークは自宅のスタジオでアーティスト活動を行っているが、傍らにはいつも言葉を話せない娘がいる。「グレースと過ごす時間は本当に穏やかです。大切な人が隣にいて自分の好きなことができる」と芸術に携わっている時間に安らぎを感じている。

「ヘッドホンを着けてポッドキャストを聴きながら絵を描いていると脳が完全にオフになるんです。どんな肌の色にしようか、どんな影を描こうかと絵の具を混ぜリアルで立体感のある絵を描くことだけに没頭しています」

隣の娘はiPadで幼児向けの学習動画を見ている。

「普段の生活の部分では頭がごちゃごちゃして10個くらいの物事を同時に考えています。でもこのスペースにいるとひとりのアーティストになれる」

ゴルフと絵画の共通点は「完璧がないこと」。だから彼女は挑戦を続ける。

※週刊ゴルフダイジェスト2026年1月27日号「バック9」より

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