タイトリストのボールラインアップにおいて、異彩を放つモデルがある。それが「プロV1x レフトダッシュ(以下、プロV1x LD)」だ。本日2026年1月14日、さらなる進化を遂げた最新モデルが正式に発表された。

性能の限界に挑む「カスタム・パフォーマンス・オプション」

画像: パッケージも一新!

パッケージも一新!

プロV1x LDは、タイトリストが「カスタム・パフォーマンス・オプション(CPO)」と位置づける特別なモデルだ。これは2年周期で進化する「プロV1」「プロV1x」が誇るトータルパフォーマンスを維持しつつ、性能の限界に挑戦し特徴を際立たせた、いわば「尖ったテストモデル」という位置づけだ。

タイトリストのフィッティングデータにおいて、このボールが最適と診断されるのは全体の約3%。しかし、その3%にとっては代えのきかない「最強の武器」として、一部のゴルファーから熱烈に支持されている。

開発テーマ:トータルバランスの中の「最速」を追求

画像: 「PRO V1x」の左側にー(ダッシュ)、だからレフトダッシュ

「PRO V1x」の左側にー(ダッシュ)、だからレフトダッシュ

プロV1x 1LDは「ツアーレベルのトータルパフォーマンス」を前提としたうえで、強弾道、低スピンを際立たせたモデルだ。

  • 最速のボールスピードと最高の飛距離性能:2層コアの素材配合を見直し、より速いスピードを引き出す。
  • ロングゲームでの低スピン化:コアを包むケース層を前作より厚くし、スピン量の低減に寄与。
  • ショートゲームのスピン性能向上:カバーを前モデルより薄くすることで、コントロール性能をアップ。
  • 強く安定した弾道:プロV1xと同じ「348ディンプル」を採用し、理想的かつ安定した中高弾道を生む。

メーカーが示すプロV1ファミリーの最新のポジショニングは以下の通り。プロV1x LDは、特に「低スピン」と「しっかりした打感」が際立つ設計となっている。

画像: 右から「プロV1」、「プロV1x」、そして新しい「プロV1x レフトダッシュ」

右から「プロV1」、「プロV1x」、そして新しい「プロV1x レフトダッシュ」

弾道の高さ(上にあるほど高め)】
プロV1x
プロV1x LD
プロV1

スピン量(上にあるほど多め)】
プロV1x
プロV1
プロV1x LD

打感(上にあるほど軟らかめ)】
プロV1
プロV1x
プロV1x LD

ツアープロが語る「新レフトダッシュ」の真価

画像: それぞれの使用ボールを手に。左から下家秀琉プロ、阿久津未来也プロ、幡地隆寛プロ

それぞれの使用ボールを手に。左から下家秀琉プロ、阿久津未来也プロ、幡地隆寛プロ

メディア発表会には3名のツアープロが登場。それぞれの視点から、進化した性能が詳細に語られた。

幡地隆寛(プロV1x LD使用):圧倒的なスピードと食いつき感が両立されている

画像: 「前モデルよりもインパクトでの食いつき感が増しています」(幡地)

「前モデルよりもインパクトでの食いつき感が増しています」(幡地)

「もともとは最もソフトな『プロV1』ユーザーでしたが、ドライバーの飛距離を重視してレフトダッシュへスイッチしました。新作にはすでに昨年の秋にスイッチしましたが、前モデル譲りの強い弾き感がありながら、インパクトでの『食いつき感』が増しています。この食いつきは絶対に必要で、新モデルはよりそのフィーリングが強い。ドライバーでボールスピード80m/s、スピン量2200~2500rpmを安定してクリアしつつ、アイアンでも落下角度49度と、しっかりグリーンに止まる。すべてのショットでフェースに乗る感覚が強くなっていますね」

阿久津未来也(プロV1x使用):打感はしっかり。でも球の圧力を感じることはない

画像: 「プロV1x LDはドライバーでもアイアンでもスピンはやや少なめです」(阿久津)

「プロV1x LDはドライバーでもアイアンでもスピンはやや少なめです」(阿久津)

「プロV1xユーザーの僕からすると、確かに打感はしっかりしていますが、インパクトで球の圧力を強く感じるような硬さはないですね。トータルバランスが前モデルよりアップしていると感じます。 僕の場合、プロV1xよりボールスピードが0.2〜0.3m/s上がりました。アイアンでも落下角度が47度と適正なのでしっかり止まりますし、ドライバーで高さは出るけどスピンが多くて飛ばない、という人にいいと思います。インパクト音でフィードバックを得たいタイプなので、打音がしっかり聞こえる点も信頼できますね」

下家秀琉(プロV1使用):球が上に行くけど、勢いがとにかく強い

画像: 「プロV1に比べて、アイアンのスピンは減りますが、弾道は高いです」(下家)

「プロV1に比べて、アイアンのスピンは減りますが、弾道は高いです」(下家)

「前モデルは打った時に『カーン』というかなり硬質な印象がありましたが、僕が使っているプロV1の『にゅ』という打感と比べても、今回の新モデルはしっかりした打感の中に性能の進化を感じます。プロV1と比べてアイアンのスピン量は400rpmほど減りますが、不思議なのは『球が上に飛ぶ』感じで勢いが強いこと。高弾道で飛距離が出るので、その性能を求めている人には最適なボールだと思います」

世界のツアーで使用率72%を誇り、全米オープンでは77年連続No.1。タイトリストが培ってきた膨大なデータとノウハウが、この1球に凝縮されている。

新しくなったプロV1x LDは、決して扱いづらい尖ったボールではない。トータルパフォーマンスを極限まで高めた上での、「もう一つの正解」と考えるべきだろう。プロが感じているのとまったく同じ性能を、ぜひコースで体感してみてはいかがだろう。

PHOTO/Tadashi Anezaki

※2026年1月14日 15:20 加筆修正しました

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