複合素材マレットなのに“軟鉄”の打感。「SCSインサート」とは?

フルフェースの「スタジオカーボンスチールインサート」
最大の特徴は、フェース全面に搭載された新素材「スタジオカーボンスチール(SCS)インサート」だ。精密なミーリング加工が施されたこのフルフェースインサートは、マレットパター特有の寛容性を維持しながら、カーボンスチール(軟鉄)特有の「吸い付くようなソフトな打感」を実現している。
従来、複合素材のマレットパターは「打感が硬い」「弾く」と言われがちだったが、今回のPHANTOMは違う。 「ソフトな打感」と「優れた距離コントロール性能」を両立させたことで、繊細なタッチを求めるツアープロも納得の仕上がりとなっている。
「5」「7」そして新形状「9R」。盤石の3ヘッド構成
ラインナップは、ツアーで実績のある3つのヘッド形状をベースに、ネックやシャフトの異なる全9モデルが用意された。
1. PHANTOM 5 シリーズ(マレットの王道)

左上から時計回りに「PHANTOM 5.2」「PHANTOM 5.5」「PHANTOM 5 OC」「PHANTOM 5」
ジャスティン・トーマスら多くのトッププロが愛用する、バランスの良いミッドマレット。
● PHANTOM 5:シングルベントシャフトの基本形。
● PHANTOM 5.2:クランクネック(プラミングネック)を採用。
● PHANTOM 5.5:ショートスラント(ジェットネック)で操作性を重視。
● PHANTOM 5 OC:【注目】新たに加わった「オンセットセンター」構造。ロートルク仕様で、フェースの開閉を抑えたいプレーヤーに最適。
2. PHANTOM 7 シリーズ(鋭角なウィングバック)

左から「PHANTOM 7.2」「PHANTOM 7.5」「PHANTOM 7」
「5」よりも投影面積が大きく、レール状のアライメントで構えやすい高慣性モーメントモデル。
- PHANTOM 7:ツアーからの要望で「ダブルベントシャフト」を採用し、フェースバランスを高めたモデル。
- PHANTOM 7.2:クランクネック。
- PHANTOM 7.5:ジェットネック。
3. PHANTOM 9R シリーズ(モダンな新形状)

左から「PHANTOM 9.2R」「PHANTOM 9R」
ツアーで人気の高いハイMOI形状。「R」の名が示す通り、角を落としたラウンデッド(丸みを帯びた)形状に進化している。
● PHANTOM 9R:ミッドシングルベントシャフト。
● PHANTOM 9.2R:クランクネック。
「自信」を引き出すデザイン
スコッティキャメロン パターR&D シニアディレクターのオースティ・ローリンソンは「マレットパターの人気は高まり続けている」と語る。アドレスした瞬間の安心感、ストローク中の安定感、そしてインパクトのフィーリング。そのすべてがプレーヤーの「自信」になるように再設計されたのが、今回のNEW PHANTOMだという。発売は2026年3月より順次開始予定で、価格は8万2500円(税込)。Phantom 5 OCのみ9万200円。
「マレットはやさしいけど、打感が……」と敬遠していたブレード派のゴルファーこそ、この“カーボンインサート”の打感を試してみる価値がありそうだ。
【スコッティ・キャメロン PHANTOM パター(2026)ラインナップ】
| モデル名 | ネック形状 | 特徴 |
|---|---|---|
| PHANTOM 5 | ミッドシングルベント | 王道のミッドマレット。フェースバランスに近い |
| PHANTOM 5.2 | プラミングネック | クランクネックでオーソドックスな構えやすさ |
| PHANTOM 5.5 | ジェットネック | 操作性が高く、アークを描くストローク向け |
| PHANTOM 5 OC | オンセットセンター | Newロートルク・センターシャフト構造 |
| PHANTOM 7 | ダブルベント | Newフェースバランスを高めた高MOIモデル |
| PHANTOM 7.2 | プラミングネック | 角型ヘッド+クランクネックの安心感 |
| PHANTOM 7.5 | ジェットネック | 角型ヘッド+操作性 |
| PHANTOM 9R | ミッドシングルベント | Newモダンな高慣性モーメント形状 |
| PHANTOM 9.2R | プラミングネック | New9Rのクランクネック仕様 |
■価格:8万2500円(税込)※Phantom 5 OCは9万200円
■発売日:2026年3月より順次
