
シャフトの重量違い、フレックス違いについて聞いてみた
シャフトが分かるとさらに楽しくなる!
クラブフィッター小倉です。今回はシャフトがテーマです。ゴルフクラブのシャフトは、ヘッドの性能はもちろん、ゴルファーのポテンシャルを発揮させる重要なパーツです。シャフトのマッチング次第で、飛距離、方向性、ミートできる確率すべてに影響が出ます。
シャフトには、重さ、フレックス(硬さ)、キックポイント、トルクといったスペックを決める要素があります。そこにどんなヘッド、グリップと組み合わせるか、どのくらいの長さで組むかによっておおよそのクラブの性能が決まります。キックポイントやトルクは個別の設計によって変わる要素で、ゴルファー、ヘッドとの合う合わないがはっきり出る部分です。
この部分は、各ゴルファーのスウィング特性を直に確認し、より細かくマッチングすべき点だと私は考えています。文面にするとめちゃめちゃ長くなってしまうので今回は、比較的シンプルな要素である重さとフレックスに絞ってお話ししたいと思います。
シャフトの重さは、ゴルフクラブの総重量を調整するのに適しています。理由はクラブの真ん中に位置するパーツだから。ヘッドやグリップで重さを調整すると、クラブとしてのバランスが偏ってしまい、振りにくくなってしまいます。そのためクラブの総重量を調整する場合、シャフトの重さで調整するのが、都合が良いのです。
シャフトの重量の違いの効能は簡単にまとめると、“軽い”はヘッドスピードを稼ぎやすく1発の飛びが期待できる。“重い”はスウィングの再現性を高め、安定性の向上が期待できる。といったところでしょうか。
次にシャフトのフレックスの違いです。こちらも簡単にまとめると“軟らかい”は、タイミングが取りやすく打ち急ぎにくくなる。“硬い”は強振しても芯でとらえやすい。といった感じです。
最近では軽く硬い組み合わせの「軽硬シャフト」、重く軟らかい組み合わせの「重軟シャフト」などが度々話題になりますが、軽硬シャフトは、ヘッドスピードを高めやすく、強振しても芯でとらえやすい。重軟シャフトは、スウィングの安定性が高めやすくタイミングがとりやすくなるといったそれぞれのメリットがしっかりかみ合っているわけです。
とはいえこれらはメリットの部分だけを抽出したお話です。当然その裏にはデメリットも隠れています。メリットばかりを注目して極端にドライバーだけを特別なクラブとしてチューニングするとそれだけ他のクラブとの使い心地、振り心地に差が生まれるため、他のクラブのミスの原因になりかねません。
他のクラブと比べて軽くなりすぎれば、スウィングの再現性が保ちにくくなりますし、重すぎれば、ヘッドスピードが落ちやすくなります。メリットとデメリットは表裏一体です。その辺も理解したうえで、スペックを決めたいところです。
シャフトは、重さやフレックスが変わるだけで弾道や振り心地に結構な影響が出ます。それだけにメリット、デメリットを知っておいて損はありません。シャフトが分かるとゴルフがさらに楽しくなりますよ!
