1月25日、日曜日。東京都新宿区にあるAlpen TOKYO7階の「ゴルフ5 フラッグシップストア 新宿店」にて、女子プロゴルファー・青木香奈子のスペシャルイベントが行われた。その内容は、30分間のトークショーとじゃんけん大会。そして、青木の契約ゴルフアパレルブランド・デサントブースで開催された、初の試みとなるアドバイザリー接客まで含まれていた。

プロとして戦い抜き、感じていること

画像: 真剣な表情が凛々しい青木

真剣な表情が凛々しい青木

ルーキーイヤーを終えた青木には、プロとして戦ううえで、今の自分に足りないものが明確に見えていた。

Q: 改めて自分の一番の強みは何だと考えている?

青木: 強みはショットだと思っています……。そうだと思ってツアーに参加したのですが、プロの試合ではさらにレベルの高い方がいらっしゃるので、強みだと思っていた部分でも『もっと極めたいな』と感じる一年でした。

Q: 一年間戦ってみて、「難しい」と感じたことは?

青木: やっぱり、一年間を通して“調子を保つこと”が難しいと感じました。レギュラーツアーに出場し続けている選手の方って、生き残ってる人たち。なのでもちろんプレーが上手いですし、本当にこぼさない。 一年を通じてそこがやっぱりプロとして活躍する選手と、プロを目指している人たちとの違いだなと痛感しました。(大先輩と回ったことについては)あまり同伴競技者に緊張することはないので、楽しくラウンドさせてもらいました。淡々と回る方が多いので、挨拶をし終えた後の会話はなく、私がプレーを見て勉強させていただいていました。

Q: 今後理想とするプレースタイルは?

青木: 今、体重の増量を目指しているのですが、その理由としてドライバーのキャリーをあと10Yくらい伸ばしたいという思いがあります。というのも、JLPGAツアーの試合コースは、キャリー230~235Yでバンカーを超える設定になっているんです。なのでその距離を超えたいですし、たとえ深いラフに入ったとしても、ショートアイアンで打てるのでプレーが楽になります。今の飛距離だと、ちょうどバンカーのあごに突き刺さるくらいに落ちて、フェアウェイバンカーが難しい状態が続いてしまっている(25年シーズンを終えた時点での青木のドライビングディスタンスは243.51Y)。なので、もう少し伸ばすために絶賛増量中です。

【トークショー終了後の取材にて】

青木: (トークショーでは)時間の都合もあり飛距離のことしか話せなかったのですが、(増量には)フェアウェイキープ率を上げる目的もあります。今のままでも振れることは振れるのですが、もっと振ってしまったら暴れる可能性がある。なので振り負けしないためにも増量を行っています。

Q: 増量の目標は、+7、8キロとのこと(体重に表すと約57、58キロ)。その理由は?

青木: 実は、(7、8キロ増えると)20、21歳くらいの頃の体重に戻るんです。当時のほうがスウィングに安定感があり、クラブをちゃんと振れていた気がしていて、動画で確認してもクラブに振られている感じがありませんでした。なので、一度そこまで体重を戻してみたいなと。体重を減らすことは簡単なので、一度増量してみて、あとは調整していこうと考えています。

“OB”と言葉にするな! “アオカナ”から皆様へ“熱血”アドバイス

画像: 青木香奈子といえば、このスマイル!

青木香奈子といえば、このスマイル!

トークショー終盤で展開されたメンタル面のトレーニングとして週に一度“瞑想”に取り組んでいるという青木の話は、アマチュアゴルファーでも取り入れられる「“アオカナ”からのアドバイス」として観客に届けられた。

Q:メンタル面のトレーニングを取り入れて実感していることは?

青木: プレーの調子が悪いことは絶対にある。以前までは、そういうときに顔がくすんでしまったり落ち込んでしまっていたのですが、調子が悪くても、気持ちはあまり沈み込まなくなりました。どんよりした顔でいると、やっぱりプレーの調子もそっちへ持っていかれてしまう。常に自分のベストを尽くすために、自分のセルフイメージを大切にするようになりました。(セルフイメージが)笑顔だと思ったら、普段から笑顔でいようと心掛ける。そうしたら、自然と笑顔になれるようになっていた。という感じでした。

Q: 緊張する場面のメンタルも大事。そういうときのアドバイスはある?

青木: 緊張するって悪いことではないと思います。“よくない緊張感”というのは、例えば過呼吸が起こるまでハイになっているとか、反対に落ち込みが激しいとき。“いい緊張の状態”は、ゾーンに入っている感覚です。ゾーンに入るためには、「楽しむこと」と「今やるべきことに集中すること」が大事。そこからいいプレーが生まれると考えているので、私自身も朝一のティーショットはすごく緊張するけれど、結果はどうでもいいと思って、「(観客の)皆さんに見せたい球を打つ」と考え、美しい球、弾道をイメージしながら打っています。「結果は知らない!」と(笑)。何より理想の球筋を明確にすることを意識しています。なんとなく「OBじゃなければいいな」とかではないんです。それだと結局“OB”のことばかり考えてしまっているので、そっちに行ってしまうんです(笑)。なので、そもそも“OB”っていう言葉を考えないこと(笑)! 「フェアウェイに置く」さらに「(フェアウェイ)のここに置きたい」ってことばかり、考えられるといいのかなと思います!

……と、まるで熱血コーチかのような、ファンを鼓舞する口調で語ってくれた青木。女子プロらしい笑顔やファンサービス、抜群の容姿で魅了する一方で、こういった“勢い”のある勇ましさを兼ね備えているところに、性別問わず幅広い人々が惹かれるのだと実感する会となった。

撮影/小林司


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