【中村英美プロに聞く】上達へのガーミン活用術
中村英美。PGAティーチングプロA級を女性会員として初めて取得。PGAティーチングプロアワード2022最優秀賞受賞
今回の発表に合わせて、今年より新アンバサダーに就任した中村英美プロによるトークセッションが行われた。3年前から腕時計型の「S70」を愛用し、ガーミンの魅力を「準備、実践、振り返りがこれ一台で完結する点」と語る彼女に、指導者の視点から見た新製品の活用法を聞いた。
——パットの練習不足を「視覚化」で解消
今回の目玉機能の一つである「パッティングトレーニング」について、中村プロは指導者ならではの視点でその価値を語った。

パッティングトレーニングの画面
「パッティングで最も重要なのは、バックスウィングとフォロースルーの『左右対称』です。アマチュアの方はどうしても感覚に頼りがちです。私は1対1がいいと教えますが、ガーミンでは比率が1.0〜1.5ならOKという指標があります。その指標を視覚的に認知しながら練習することで、パンチが入ったり緩んだりするミスを劇的に減らせます」
自宅でも手軽に使えるこの機能を活用し、日々数分でもデータを「見て」練習を継続することが上達への近道だと強調した。
——大叩きの原因、「飛びすぎミス」をチェックせよ

「クラブマッピング」と「ターゲット練習」
設定した距離に対する再現性を確認する「ターゲット練習」モードについては、意外な活用法をアドバイスしてくれた。
「精度の高さも大切ですが、特にチェックしてほしいのは『ミスをした時に飛びすぎていないか』という点です。ショートのミスはリカバリーしやすいですが、トップして想定以上に転がるような『飛びすぎるミス』はスコアを大きく崩す原因になります」
データのバラつきを見て、飛びすぎへのミスが多い場合は要注意。自分の「いい時」と「ミスした時」の差を縮め、特にオーバーするミスを抑える意識を持つことで、コースでの大叩きは劇的に減ると語った。
——「一発の飛び」より「平均」を知る

「3点距離」と「航空写真表示」
また、新機能「クラブマッピング」や「航空写真」についても、スコアメイクに直結する機能だと太鼓判を押す。
「アマチュアの方はどうしても『一発のナイスショット』の距離でマネジメントしがちですが、大切なのは平均飛距離と、番手間の距離のギャップを知ること。クラブマッピングならそれが可視化できますし、航空写真機能も非常にリアルで、ブラインドホールでも自信を持って攻めることができますね」
——ジュニアにこそ「自分で考える力」を

「Approach J1」
最後に、ジュニア向けの「J1」についても言及。
「ジュニアは親やコーチに頼りきりになりがちですが、『J1』を使うことで『自分で考えて判断する力』が養われます。プレーペースを意識させるタイマーも、マナー教育として素晴らしい」
本人が「残り距離を自分で知りたい」と思い始めたら、年齢に関係なく持たせてあげたいアイテムだと語り、未来のゴルファーたちへの期待を滲ませた。

