
かねここうた。2002年生まれ。愛知県出身。2020年にツアープレーヤー転向を果たし、昨年は関西オープンでツアー初優勝を飾ると、三井住友VISA太平洋マスターズで2勝目。一気に賞金王の栄冠を勝ち取った
自分への投資を惜しまなかった
GD 改めて賞金王おめでとうございます。
金子 本当にここまで来てくれるんですね(笑)。(※ソニーオープンへの出発直前の中部国際空港)
GD そりゃ賞金王ですから!
金子 ありがとうございます(笑)。

今が一番ゴルフをやっているし、楽しいと金子。カツサンドを頬張りながら「まさか賞金王になれるなんて」と今なお実感はない様子。ゴルフへの真っすぐな気持ちに神様が応えてくれたのかもしれない
GD まず昨シーズンはどのような1年でしたか。
金子 そうですね、初優勝は当初からの目標だったので、そこを達成できたのは良かったと思っています。
GD 賞金王になれたことはどうとらえていますか? 狙っていたとかいつ意識したとか?
金子 実感はなくて「なっちゃった」って感じなんです(笑)。でも『三井住友VISA太平洋マスターズ』で優勝した後、賞金王は可能性があると思いました。
GD あの優勝はいろんな意味で大きかったですか。
金子 はい! 正直言うと、あの優勝は狙って勝てた試合だったので自信にもなりました。秋のビッグトーナメントでシーズンもう1勝、そう思っていたのでうれしかったです。会場の太平洋クラブ御殿場コースはボクのプレースタイルと相性がいいのでチャンスがあると思ってました。勝ちたいと思って勝てたことは本当に自信になりました。

昨年5月の『関西オープン』での涙のツアー初優勝を皮切りに、11月の『太平洋マスターズ』でツアー2勝目を挙げ最終戦までもつれた賞金王争いを勝ち抜いて栄冠を獲得した
GD 2020年にデビューして、いわば急成長と言えると思いますが、その要因は何だと思いますか。
金子 言葉が合っているかはわかりませんが、自分に投資ができたことだと思います。スウィングのコーチとして目澤(秀憲)さん、パッティングコーチとして橋本(真和)さんに依頼して、ほかにもあらゆることで自分に投資してきました。結果それが間違っていなかったと思います。
GD 今年は戦いの舞台が世界になります。現時点で目標は決めていますか。
金子 主戦場となるDPワールドツアー(欧州ツアー)で勝つことが目標ですが、海外への挑戦は自分自身を成長させるいい機会だと考えています。自分がやっていることは間違っていない、と思っているので自分がやるべきことは何も変わりません。『コツコツやることが勝つコツ』です、ってどこかのYouTuberが言っていたパクリですけど(笑)。でも本当にそう思います!

今年の初戦となった1月に行われたPGAツアー『ソニーオープン』に出場。限界以上に飛ばそうと思うことなく最終日まで戦い抜いた
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後編では、なぜ「契約フリー」を貫くのか、7年前のアイアンを手放せない理由、そして「今はお金じゃない」と言い切る海外挑戦への覚悟に迫る。
PHOTO/ARAKISHIN、Yoshihiro Iwamoto



