
誰でも安全に走行できる1人乗りカート
栃木県のホウライCCが2月から電動1人乗りカートを100台導入するというが、ほかにも茨城県のワンウェイGCなども採用し急速に広まりつつある。
1人乗りカートというと、リゾートコースにあるセグウェイのイメージが強いが違いはあるのだろうか? 開発・製造・販売を行う㈱GEARの広報、黒口さんに話を聞いた。
「おそらくセグウェイなどとはアプローチが異なると思います。私どもは23年に会社を設立したのですが、このG-CARTを開発するに至った経緯が『体力的に1ラウンドするのが厳しくなった』という声が周りから多くあったことです。体力が落ちても最後までプレーできるためにという思いと、タイムパフォーマンスを重視する若い世代に気軽にゴルフ場へ足を運んでもらいたいという理由でG-CARTの開発に至りました」
そんな経緯もあり、誰でも安全に走行できる1人乗りカートの開発に着手。開発するに当たり特に苦労したのは安全性だったという。
「当初は海外製の1人乗りカートをベースに日本向けに改良する予定でした。しかし起伏の激しい日本の環境にフィットするのが困難で、これではシニアや初めてプレーする若者が運転するのは難しい、と。そこで我々は独自で開発することにし、誰でも安心して乗れるカートを作りました。こだわりは車にも使われているダブルウィッシュボーン式のサスペンションを採用したこと。これにより、4人乗りカートが転倒するような傾斜でも安全に走れるようにしました」
開発当初の狙いはシニアや若者がより快適にプレーするためだったが、ゴルフ場サイドからすると、4人乗りカートでのセルフプレーが困難なコースに最適だということがわかったという。高年齢化、キャディ不足などの理由から1人乗りカートの需要は増えていくかもしれない。
※週刊ゴルフダイジェスト2026年2月10日号「バック9」より
