プロV1より高めの弾道で、
スピンを抑えた強い球
NEW「プロV1x レフトダッシュ」

写真左から「ProV1」「ProV1x」「ProV1x レフトダッシュ」
タイトリストの「プロV1」シリーズといえば、2000年の登場以来、飛距離、スピン、打感すべてを高次元でそなえたゴルフボールとして世界中のツアーで圧倒的な使用率を誇っている。現行ラインナップは、「プロV1」「プロV1x」(25年2月発売)と「プロV1x レフトダッシュ」(2026年2月6日発売)の3モデル。
2024年に初代モデルが登場した「プロV1x レフトダッシュ」は今回のモデルチェンジで2代目となるが、どんな進化を遂げたのか?今回はプロとアマチュア2名がコースで「プロV1」シリーズ3モデルを試打テスト。3モデルを比較しつつ新しい「プロV1x レフトダッシュ」の性能を検証した。

写真左から「ProV1」「ProV1x」「ProV1x レフトダッシュ」
「プロV1」シリーズの性能を確かめるべく集まったのは、佐々木勇プロとアマチュア2名。アマチュアの石橋さんと宝地戸さんはどちらも50代でゴルフ歴40年以上、平均スコア80前後の腕前だ。

左から宝地戸さん、佐々木プロ、石橋さん
石橋さんはボール選びではドライバーショットとパターの打感を重視。芯のあるしっかりとしたボールが好みで、新しいボールも積極的に試して「いいスコアが出たら変えちゃう」タイプ。宝地戸さんはアプローチの打感を重視するタイプで、ソフトな打感が好みだという。
さっそく
ドライバーから試打開始
まずはドライバーショットから試打。風は若干のアゲンスト。

石橋さんのドライバーショット。※弾道データはトラックマンで計測しベストボールを採用。
石橋さんのドライバー試打結果
| ヘッド速度 | キャリー | 飛距離 | 初速 | スピン量 | 打ち出し角 | 高さ | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| プロV1 | 41.6m/s | 219.6y | 245.0y | 62.0m/s | 2780rpm | 14.5° | 26.1y |
| プロV1x | 41.2m/s | 218.3y | 237.6y | 61.2m/s | 2790rpm | 14.6° | 31.3y |
| プロV1x レフトダッシュ | 42.2m/s | 224.9y | 252.7y | 63.2m/s | 2198rpm | 13.9° | 26.6y |
「『プロV1』と『プロV1x』は私のヘッドスピードだと打感の違いはほとんど感じられません。『レフトダッシュ』が一番しっかりした打感で飛距離が出ました。スピンが少なくランで飛距離を伸ばせるのは魅力ですね。高さも十分でてくれるので実戦で武器になりそうです」(石橋さん)

宝地戸さんのドライバーショット
宝地戸さんのドライバー試打結果
| ヘッド速度 | キャリー | 飛距離 | 初速 | スピン量 | 打ち出し角 | 高さ | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| プロV1 | 42.1m/s | 226.5y | 252.2y | 62.0m/s | 2250rpm | 14.5° | 28.1y |
| プロV1x | 41.5m/s | 223.0y | 243.1y | 61.7m/s | 2657rpm | 14.2° | 30.5y |
| プロV1x レフトダッシュ | 41.3m/s | 224.6y | 251.2y | 61.8m/s | 2199rpm | 14.5° | 28.1y |
「もともとスピンが多いタイプではないので、ある程度スピンが入ってくれるボールのほうが球筋をコントロールしやすいです。スピン量は2500回転前後が理想ですね。『プロV1』はソフトな打感で好印象ですが、もう少しスピンが欲しい。『レフトダッシュ』は球離れがよく球も強いですがドライバーで選ぶなら『プロV1x』ですね」(宝地戸さん)
佐々木プロのドライバー試打結果

| ヘッド速度 | キャリー | 飛距離 | 初速 | スピン量 | 打ち出し角 | 高さ | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| プロV1 | 45.5m/s | 247.1y | 270.0y | 68.1m/s | 2876rpm | 12.2° | 31.3y |
| プロV1x | 45.6m/s | 246.5y | 265.2y | 68.1m/s | 3249rpm | 12.7° | 34.6y |
| プロV1x レフトダッシュ | 45.9m/s | 253.5y | 276.7y | 68.8m/s | 2587rpm | 13.2° | 33.6y |
「『プロV1』は『プロV1x』より打感がソフトですが、その差はかなり小さく感じました。『レフトダッシュ』は打感が明らかにしっかりしていて違いがはっきり分かります。弾き感が強く、3モデルの中では最もスピンが少なくて曲がりにくい印象です。低スピンでもボールはしっかり上がってくれるので、キャリーとランをどちらも出せます。初速性能も高く、飛距離重視ならおすすめです。私は飛距離が出るほうではないのでコレは武器になりそうです」(佐々木プロ)
3モデルの違いを
アイアンショットで比較

宝地戸さんのアイアンショット
アイアンショットは、奥に切られたピンまで135ヤード(手前のエッジまで120ヤード)で若干アゲンストのシチュエーションでテスト。宝地戸さんは9番アイアンを選択。
「やっぱり『プロV1』のソフトな打感がいいですね。高さも出るし、スピンも入ってグリーンでしっかり止まってくれます。ピンをダイレクトに狙っていけるボールです。「プロV1x」「プロV1x レフトダッシュ」の順に打感がしっかりしていきますが、ボールの飛び様はそっくり。ドライバーショットほど弾道に違いが見られないのはすごい」(宝地戸さん)

石橋さんも9番アイアンをチョイス
つづいて石橋さんが試打。
「3球とも同じように高さが出て、スピンもしっかり入ります。さすが『プロV1』シリーズ。私は打感がソフトなボールのほうが、トウ側だった、ヒール側だったと、ミスショットした時に感触をつかみやすいので、ドライバーは『プロV1x』でしたが、アイアンで選ぶなら『プロV1』です」(石橋さん)

佐々木プロのアイアンショット
「3球とも高さ、スピン量ともに申し分なく安心してピンを狙っていけます。『プロV1x レフトダッシュ』は少し球離れが早く感じますが、『プロV1』と『プロV1x』の打感はかなり近いですね。私は打感がソフトなボールだとフェースに食いついてくれるかわりに、出球が想定より低くなってしまうことがありますが、「レフトダッシュ」は適度な弾き感があり、安定して狙った高さで打てそうです」(佐々木プロ)
グリーン周りで
アプローチの打感・スピンをテスト

宝地戸さんのアプローチ
アプローチは、ピンまで30ヤード(エッジまで10ヤード)の花道から。普段は58度がメインの宝地戸さんは3モデルの違いを確かめるようじっくり試打。「私はグリーン周りではどのボールでも大丈夫。スピンもしっかり入りますし、打感の差も小さいです。慣れればどのボールでもスコアメイクできそうです」(宝地戸さん)

アプローチする石橋さん
52度、56度でアプローチすることが多い石橋さん。「『プロV1』は打感がソフト。フェースに食いつく感じがあって弾道が少し低くなりますね。同じように打つと『プロV1x』は少し高さがでました。『プロV1x レフトダッシュ』はしっかりした打感が特徴ですが、飛び方は不思議と「プロV1」に似ています。スピンもしっかり入りますね」(石橋さん)と、甲乙つけられない様子。

佐々木プロのアプローチ
最後は佐々木プロ。「『プロV1』と『プロV1x レフトダッシュ』は低く出てキュッキュッと止めるアプローチが打ちやすい。同じように打つと『プロV1x』は少し高さが出てボールの重さとスピンで止まる印象。『プロV1』と『レフトダッシュ』を比べると、打感のソフトな『プロV1』のほうがヘッドスピードを遅くして、ゆっくりボールを飛ばすアプローチが打ちやすいですね」
最後はパター

フェースにインサートの入ったパターを使用する石橋さんは、ソフトだけど芯のある打感が好み
試打テストの最後はパター。タッチを作るために打音・打感が重要になってくる。普段フェースにインサートの入ったパターを使用している石橋さんは、ソフトだけど芯を感じる打感の「プロV1x」を選択。
対して、インサートの入っていないパターを愛用する宝地戸さんは、「『レフトダッシュ』は打音が大きく、インパクトの感触がはっきり手に伝わる気がします。ボールが少し重く感じるというか、ゆるまず打ちたくなるボールです」(宝地戸さん)
最終結果
3人が選んだボールは?

(左)石橋さんは「プロV1x」
(右)宝地戸さんは「プロV1」をセレクト
ドライバー、アイアン、アプローチ、パターと試打を終えた3人。悩みつつ出した結論は、石橋さんが「プロV1x」、宝地戸さんは「プロV1」、佐々木プロは「プロV1x レフトダッシュ」をセレクト。
「『レフトダッシュ』の飛距離も魅力的で迷いましたが、『プロV1x』のソフトだけど芯のあるパターの打感が決め手」(石橋さん)
「私は『プロV1』です。打感の軟らかいボールのほうがイメージが出しやすく、手首やひじへの負担が少なく長くゴルフができそうなので」(宝地戸さん)

佐々木プロは「プロV1x レフトダッシュ」を選択
佐々木プロは、「私は「プロV1x レフトダッシュ」。飛距離が出るほうではないですが、それをカバーしてくれて、アイアンショットやアプローチでもイメージ通りのボールが出てくれます」(佐々木プロ)。
三者三様の結果となった今回の試打テスト。プロと上級者を悩ませるボール選びとなったが、打ち比べてみれば確かな違いがそこにある。「スコアメイクにとってボール選びはとても重要なプロセス。クラブ選びと同じく、ぜひ打ち比べてマイボールを選んでほしいですね」(佐々木プロ)
写真/野村知也、撮影協力/ニュー南総ゴルフ倶楽部
※アマチュアの石橋さんと宝地戸さんにはボランティアにて協力いただきました
