ツアー優勝者のスウィングを解説する人気連載「勝者のスウィング」。オフの間は将来の勝者候補、2025年合格の“原石”たちをプロコーチ中村修が解説する。第11回は「JLPGA新人戦加賀電子カップ」3位タイフィニッシュの千田萌花。
画像1: 150cmで240ヤード! 千田萌花の飛ばしは「右サイドの軸」。チーム辻村の“原石”が放つドローボール【新人女子プロのスウィング#11】

千田 萌花(Moeka Chida)

生年月日:2002年11月22日(23歳)
出身地:長野県塩尻市
出身校:代々木高等学校
ゴルフ歴:10歳~
得意クラブ:9番アイアン
スポーツ歴:水泳
目標とするプロゴルファー:上田桃子、吉田優利
飛距離:240ヤード
持ち球:ドロー
今シーズンの目標:来年にレギュラーツアーに出場できるランキングに入ること

6回目でプロテスト合格したチーム辻村の千田萌花

上田桃子、吉田優利、小祝さくら選手らを育てた辻村明志(はるゆき)コーチ率いるチーム辻村で多くを学び6回目のプロテストに合格した千田萌花選手。過去5回の悔しさを乗り越え手にしたプロテスト合格の称号はこれからの生活にも必ず生きてくるでしょう。

身長150センチながら持ち球のドローで240ヤードを飛ばします。スウィングのポイントは「下半身の踏ん張り。本番に近いイメージの素振りをしてからアドレスに入る」と教えてくれました。やや広めのスタンスで手元も少し下げてどっしりとしたアドレスで構えています。

オーソドックスなスクエアグリップで構え、テークバックでは腕とクラブが後から付いて来るように動かし、しっかりと右足内側に加重していきます。特に飛距離を最大化したいドライバーショットにおいては、ボールよりも右サイドに軸を置くことが重要です。

画像: オーソドックスなスクエアグリップから右足をしっかりと踏み込んでテークバックする

オーソドックスなスクエアグリップから右足をしっかりと踏み込んでテークバックする

ドローヒッターなのでボールの位置は左足かかとより内側にセットされています。クラブの最下点より左で打つドライバーショットでは左に置けば置くほどヘッドはアウトサイドイン軌道になるので、ドローヒッターはあまりボールを左には置きません。

奥行きのあるトップから切り返すと、左腕が体に巻き付くように下りて来ることで手元が浮きません。そうすることが、クラブがスウィングプレーン上をなぞるように下りてくるコツです。

画像: 奥行きのあるトップから左腕が体に巻き付くように切り返すことで手元が浮かずにプレーン上にクラブを下ろす

奥行きのあるトップから左腕が体に巻き付くように切り返すことで手元が浮かずにプレーン上にクラブを下ろす

ダウンスウィングからインパクトにかけて骨盤は前傾姿勢に沿ってターンし、下半身で作ったエネルギーを体幹、腕、クラブへと効率良く伝えて力強いインパクトを実現しています。

画像: 骨盤をしっかりとターンさせながら上体、腕、クラブへとエネルギーを伝え力強いインパクトを実現する

骨盤をしっかりとターンさせながら上体、腕、クラブへとエネルギーを伝え力強いインパクトを実現する

今後の課題は「ボギーを減らすこと。2メートル以内のショートパットの精度向上」と話します。ボギーを減らすことはスコアに直結しますから、このオフにはマネジメント力、ショット、パット力の向上に取り組んでいることでしょう。今季の目標は「(ステップ・アップ・ツアーから)来年にレギュラーツアーに出場できるランキングに入ること」と姉弟子の後を追い、地に足をつけたシーズンを送ることでしょう。

写真/岡沢裕行

2026年の“新人女子プロ”のスウィング


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