「伸ばせるだけ伸ばそうと思った」後藤あいの手応え

首位と6打差の4位タイに順位を上げた後藤あい(提供R&A)
「昨日はあまり良くなかったティーショットが良く、フェアウェイからのセカンドショットが多かった」
ホールアウト後、後藤は納得の表情でそう語った。初日に課題としていたショットが復調し、危なげなくパーオンを重ねてバーディを量産。グリーン上でも「距離感というより方向性が合っていた」と、ワンピン以内のチャンスを確実にモノにした。
前半でポンポンとスコアを伸ばしたことで「行けるところまで行こう」とスイッチが入ったという。 「まだパターの距離感が合っていないところがある」と課題を口にしつつも、視線はすでに上を見ている。「明日、明後日もスコアを伸ばしていきたい」。残り2日間、ビッグスコアが出るこのコースなら、6打差は決して追いつけない差ではないことを彼女は知っている。
岩永杏奈は「何も上手くいかなかった」

「75」と崩れ、「何も上手くいかなかった」と話した岩永杏奈(提供R&A)
一方で、初日に首位ヤン・ユンソと同組で回った岩永杏奈にとっては、試練の一日となった。 1アンダーからスタートしたが、この日は「75」と崩れ、通算2オーバーまで後退。「何も上手くいかなかったです。アンラッキーも多かった」と唇を噛んだ。
ドライバーを曲げてからのリカバリーが決まらず、簡単なホールでのダブルボギーも響いた。「自己評価は50点」とした初日から、さらにフラストレーションの溜まるラウンドとなったが、「明日からは伸ばすだけ」と決勝ラウンドでの巻き返しを誓う。
廣吉は堅実に伸ばし、中嶋・佐藤は耐える展開

「今日の出来は30点」と悔やんだ佐藤涼音(提供/R&A)
その他の日本勢では、廣吉優梨菜が安定したプレーを見せた。初日の1アンダーからスコアを2つ伸ばし、通算3アンダーで上位をうかがう位置につけている。一方、初日出遅れた中嶋月葉は、この日イーブンパーの「72」でまとめ、通算3オーバー。佐藤涼音は「ショットが悪い中で耐えた」ものの、18番のダブルボギーが響き「75」。通算4オーバーで予選通過こそ果たしたが、佐藤の「今日の出来は30点」という言葉が、もどかしさを物語る。
「ムービングデー」へ、韓国勢の壁を崩せるか
首位のヤン・ユンソは「緊張したが、コントロールできることに集中した」と、18歳とは思えない精神力を見せる。2位には同じく韓国のキム・ギュビンとフィリピンのリアン・マリキシが通算10アンダーで続く。 上位を占拠する強力な韓国勢の壁に、好調・後藤あいを筆頭とする日本勢がどう挑むか。明日の「ムービングデー」が、メジャー切符の行方を占う重要な一日となる。
【アジア太平洋女子アマ2日目順位】
1位/ヤン・ユンソ(韓国)/13アンダー
2位タイ/キム・ギュビン(韓国)、リアン・ミカエラ・マリキシ(フィリピン)/10アンダー
4位タイ/後藤あい、ホン・スミン(韓国)/7アンダー
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13位タイ/廣吉優梨菜/3アンダー
27位タイ/岩永杏奈/2オーバー
31位タイ/中嶋月葉/3オーバー
36位タイ/佐藤涼音/4オーバー


