世界ランキング上位に君臨するトッププロたちが、道具の変更、特にすべてのショットに関わるボールの変更に極めて慎重であることは周知の事実だ。しかし、ローリー・マキロイは、シーズン開幕から新しいボールへすんなりとスイッチした。

5層構造をさらに進化させた「マイクロコーティング」

画像: 従来『TP5x』を使用していたマキロイだが、昨年の2月に『TP5』に替え、AT&Tペブルビーチ、ザ・プレーヤーズ選手権と立て続けに勝利。そしてマスターズでのキャリアグランドスラム達成。そして今年は新しい『TP5』で史上4人目となるマスターズ連覇に挑む

従来『TP5x』を使用していたマキロイだが、昨年の2月に『TP5』に替え、AT&Tペブルビーチ、ザ・プレーヤーズ選手権と立て続けに勝利。そしてマスターズでのキャリアグランドスラム達成。そして今年は新しい『TP5』で史上4人目となるマスターズ連覇に挑む

彼が選んだのは、テーラーメイドの新しい『TP5』。なぜ彼はこれほど早く移行を決断できたのか。その背景には、ボール構造の常識を覆す、ある「見えない革命」が存在した。

テーラーメイドボールの代名詞である「5層構造」は、ドライバーからパターまで最適なパフォーマンスを生む技術として今作でも継承されている。だが、今回の進化の本質は内部構造ではない。その一番外側に施された「塗装」だ。

本来、ディンプルには、空気抵抗を減らし、揚力を生むことで飛距離を伸ばすという重要な役割がある。しかし従来の一般的なウレタンボールでは、仕上げのクリアコーティングが乾燥する前に重力で流れ、ディンプルの底に溜まってしまう現象が起きていた。これがわずかな形状変化となり、上空での乱気流の発生による弾道のブレが発生し、飛距離や着弾地点のバラつきが発生していたことが、最新のトラッキングマシンによる解析で判明したのだ。

画像: 左が新開発の「マイクロコーティング」。従来のコーティング(右)に比べ、塗料がディンプルに溜まらず、表面を均一に覆っているのがわかる(イメージ)

左が新開発の「マイクロコーティング」。従来のコーティング(右)に比べ、塗料がディンプルに溜まらず、表面を均一に覆っているのがわかる(イメージ)

それを解消すべく開発されたのが「マイクロコーティング」技術。今までにない超微細な粒子を吹き付けることで塗料が即座に定着、設計通りのディンプル形状を完璧に再現することに成功した。そしてこの新しいコーティング技術が、今までにない空気の「整流効果」を生み出すことになった。

「1度低くなった」は、最適化の証

マキロイはこの恩恵を「打ち出しが1度低くなった」と表現している。これはボールが上がりにくくなったわけではない。従来品で生じていた微細な乱気流による余計な吹き上がり、あるいは弾道のバラつきが消え、弾道が「適正化」されたという意味だ。空気をきれいに後方へ流すことで推進力が高まり、さらなる風への強さと飛距離アップを実現している。

そして、新『TP5』シリーズは早くも結果を出している。先週開催された「AT&T ペブルビーチ ナショナル プロアマ」では、『TP5x』を使うコリン・モリカワが2023年のZOZOチャンピオンシップ以来となる優勝を果たした。強風が吹き荒れるコンディションの中での優勝は、新しい『TP5』が風に対して高い優位性を有することを証明した形だ。

画像: シグネチャーイベントの「AT&T ペブルビーチ ナショナル プロアマ」で通算7勝目を挙げたコリン・モリカワ。この優勝で世界ランキングは5位へジャンプアップ

シグネチャーイベントの「AT&T ペブルビーチ ナショナル プロアマ」で通算7勝目を挙げたコリン・モリカワ。この優勝で世界ランキングは5位へジャンプアップ

またPGAツアーで戦う久常涼も2位を含む3戦連続トップ10に入るなど絶好調。彼もまた新『TP5x』で「風への強さ」と「理想的な弾道」を即座に手に入れた一人だ。

あえて変えない。「フィーリング」はそのままに

性能が飛躍的に向上したにもかかわらず、マキロイをはじめとするプロたちが即座にスイッチできた最大の理由。それは「フィーリングが変わらない」ことにある。慣れ親しんだ打感や音を変えることなく、性能だけが進化したからこそ、トッププロたちが違和感なく移行できているのだ。

以下に、すでに実戦投入しているプロたちの声を紹介しよう。彼らの言葉からは、新ボールへの全幅の信頼が読み取れる。

【プロたちの証言】

ローリー・マキロイ(『TP5』使用)

画像: ローリー・マキロイ(Rory McIlroy)世界ランキング2位(2026.2.16現在:以下同)

ローリー・マキロイ(Rory McIlroy)世界ランキング2位(2026.2.16現在:以下同)

「ボールに関しては素晴らしいです。バッグに入っているすべてのクラブで、打ち出し角が一貫して1度低くなりました。スピン量はほぼ同じ。ロングアイアンやドライバーでは少し初速が上がりました。以前の『TP5』よりも少しコンプレッションが高いと思うので、ドライバーやウッド系で少しスピードが出ています」

久常涼(『TP5x』使用)

画像: 久常涼(Ryo Hisatsune)世界ランキング65位

久常涼(Ryo Hisatsune)世界ランキング65位

「昨年の12月に初めて新しい(2026年)モデルの『TP5x』を打ちました。フィーリング的には、本当に違いがない。だからこそすんなり替えられました。テーラーメイドのボールは風に強いってずっと感じていて、今回もそれは色濃く感じます。ボールを選ぶ基準は、自分の理想とするボールフライトに合っているか。僕はハイローンチのボールが好み。打ち出しから高く出て、スピンが少ない感じで飛んでくれるものがいい。それはハイスピン系のボールでは出せない弾道と思っているので、『TP5x』をチョイスしています。かといって、グリーン周りでも『TP5x』は十分なスピンが入るからまったく問題ありません」

中島啓太(『TP5』使用)

画像: 中島啓太(Keita Nakajima)世界ランキング111位

中島啓太(Keita Nakajima)世界ランキング111位

「『TP5x』は、とにかく弾道のブレを感じないので、狙った通りのフライトが打てるのが印象的です。一方僕が選んだ『TP5』は、弾道がブレないのは同じですが、特に100Y以内でのキャリーコントロールがとてもしやすい。ショートゲームで自信と安心感を持って勝負できています」

ピアースサン・クーディ(『TP5』使用)

画像: ピアースサン・クーディ(Pierceson Coody)世界ランキング46位

ピアースサン・クーディ(Pierceson Coody)世界ランキング46位

「ご存知の通り、ツアーのグリーンは硬く、ボールが跳ねたり、滑ったりする傾向があります。ですから、すぐに止まってくれるような感覚のボールが役立つんです。グリーンがソフトすぎてスピンがかかりすぎて困る、というような週はほとんどありません。グリーンが非常に硬い状況では、ピッチマークの近くで止まってくれる、よりソフトなボールの方が有利。その点が私が『TP5』にしている理由です。
ドライバーの飛距離に関して、『TP5x』のほうが有利では? と聞かれることがありますが、どちらのボールも非常によく飛んで個人的には大きな差を感じていません。違いが出るのはアイアンとウェッジのスピン性能のほうですね。そして風に非常に強いボールです。ここ7、8年は他のメーカーのボールを使っていないので比較はできませんが『TP5』の風の中での大きく流されない性能は素晴らしいと感じています。それは新作でも強く感じます」

画像: 「もはや6層か」という構造になったNEW 『TP5』&『TP5x』

「もはや6層か」という構造になったNEW 『TP5』&『TP5x』

世界のトップランカーたちが即決した理由。それは、スコアメイクに直結する「信頼」と「結果」があったからに他ならない。繊細な感覚を邪魔せず、弾道だけを進化させた「マイクロコーティング」。目に見えないこの微細な差が、スコアという結果にどう現れるのか。その「見えない革命」をコースで味わってみたい。

PHOTO/Getty Images

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