全国から問い合わせが殺到するという知る人ぞ知る人気ショップ「ゴルフステージ成城」のクラブナビゲーター吉田朋広氏が注目するギアを徹底検証・解説する企画。今回は2月19日にUSTマミヤから発売になった「LIN-Q POWER CORE BLUE」を試打検証!

LIN-Qブランドとは?

USTマミヤの「LIN-Qブランド」は、PGAツアーでのプロに向けて開発された、ハードヒッターにフォーカスしたブランドです。日本では2023年10月から展開が始まり、中元調子の「BLUE EX」・元調子の「WHITE EX」、中調子の「RED EX」の3モデルがラインナップされている。

画像: LIN-Q POWER CORE BLUE

LIN-Q POWER CORE BLUE

今回発売された「LIN-Q POWER CORE BLUE」は、「LIN-Q EX」のバリエーション拡大に伴うセカンドモデルだ。2月19日に発売されたのは「POWER CORE BLUE」のみですが、メーカーのホームページでは既に「LIN-Q POWER CORE WHITE」「LIN-Q POWER CORE RED」も掲載されています。こちらは2026年夏頃に日本での展開を予定されています。

今回は「緊急輸入」というキャッチフレーズで発売された「LIN-Q POWER CORE BLUE」を検証してみたいと思います。「BLUE EX」同様の中元調子で、ラインナップは50グラム台(R、S)、60グラム台(S、X)、70グラム台(S、X)の計6スペック。今回は販売比率の高い5Sと6Sを用意して、検証を行いました。まずは5Sです。

LIN-Q POWER CORE BLUE(5S)

テストクラブ PING G440 MAX 45.5インチ
5S/58グラム/トルク3.9/振動数264CPM

手元部分の剛性が高く、潰れに強い「BLUE EX」に比べて、「POWER CORE BLUE」は剛性感はやや落としてあるように感じられます。オーソドックスなアスリートモデル設計の中元調子シャフトです。

画像: LIN-Q POWER CORE BLUEの検証にはPING「G440 MAX」を使用した

LIN-Q POWER CORE BLUEの検証にはPING「G440 MAX」を使用した

切り返し時にタメが作りやすく自然な切り返しが可能ですが、粘り過ぎず、切り返しのレスポンスも良いです。「スッキリ」としたシャープさの中に、ほのかな「しっとり感」を持ち合わせています。シャフト全体はしっかりとしたハリがあるものの、部分的に極端に硬い所がなくシャフトのしなりと挙動にクセは感じません。

シャフトのコントロールもしやすく、自身のスウィングでシャフトをイメージ通りに振っていける気持ち良さがあります。インパクトのイメージも同様で、アスリートモデルらしい効率的な厚いインパクトが可能です。

左右ブレのない強い弾道が特長ですが、アスリートモデルながらボールのつかまりは良いと思います。シャフトコントロールがしやすいのでヘッドをイメージ通りに動かしやすいのが要因でしょう。アスリートゴルファーがコースで求めるホールレイアウトによってイメージする弾道が打ちやすいと思います。

本来はPGAツアー向けのモデルながら、5Sはフィジカルの強い方にはそれほど手強さを感じない仕上がりです。

自身のスウィングイメージで振っていきたいアスリートゴルファーの方はもちろん、スウィングのレベルアップを目指しているゴルファーにも積極的に使って欲しい仕上がりです。

LIN-Q POWER CORE BLUE(6S)

テストクラブPING G440MAX 45.5インチ
6S/68グラム/トルク3.5/振動数268CPM

6Sは王道の中元調子らしい設計のシャフトです。ベースモデルの「BLUE EX」と比べてシャフトの各部分の剛性感が落としてあり、ハードな中にゆとり感もあります。特に手元部分には切り返しのしやすさを感じられ、手元部分と中間部分のやや上にしなりを感じることができ、スムーズに振ることができます。先端部分はPGAツアープロにも高い評価を得ているように、インパクトエリアで安定感があり、ヘッドコントロールもしやすい先端挙動です。

ハードヒットインパクトでも当たり負ける感じも一切なく、しっかりとした剛性感がありますが、必要以上に硬く感じないのが特長。打ち出し角度は基本的には中弾道です。シャフトが打ち出し角度を上げてくれるような動きはないので、ヘッドのロフト通りの素直な打ち出し角度となるでしょう。シャフトエネルギーを効率良くボールに伝えることで、しっかりとフェースでとらえる厚いインパクトを実現してくれます。

画像: それぞれ個性が分かれる

それぞれ個性が分かれる

エネルギーロスのないインパクトは無駄なスピンも入らず、高さの抑えが効いた強い推進力のある弾道を生み出します。プレーヤーのスウィングによってコントロールしやすい中元調子のシャフト特性は、ドローやフェードのボールコントロールのしやすいシャフトで、振ってた分だけ飛距離につながるイメージです。

6Sは日本のアスリートゴルファーでも、ある程度のスウィングスピードがあればハード過ぎず、振りやすさも感じることができるスペックです。余計な動きが少ない素直な特性は、USTマミヤのアスリートポジションの「LIN-Q」シリーズの中元調子の基準モデルとなるでしょう。

LIN-Q POWER CORE BLUE総評

「緊急輸入」というキャッチコピーを掲げて2月19日に発売した「LIN-Q POWER CORE BLUE」。PGAツアーでの高いパフォーマンスで評価を得ているモデルをいち早く日本のゴルファーの元へ届けたいとの熱いメッセージが伝わってきます。

「LIN-Q POWER CORE BLUE」はシリーズの基準となる中元調子ですが、アメリカ基準のアスリートモデルの中元調子らしさを感じられる完成度の高いシャフトでした。「LIN-Q EX BLUE」ではハードに感じた手応えのある強い剛性はなく、切り返しのしやすさとシャフト全体のしなり感が味わえました。

PGAツアーで評価されているモデルながらハード過ぎない設計は、日本のアスリートゴルファーもその性能を体感しやすい設計となっています。

画像: 吉田氏が考える「LIN-Q POWER CORE BLUE」の5Sと6Sのチャート

吉田氏が考える「LIN-Q POWER CORE BLUE」の5Sと6Sのチャート

極端な剛性差がないオーソドックスなシャフトが生み出す、なめらかなシャフト挙動と弾道特性は、USTマミヤのアスリートモデルの「LIN-Q」シリーズ全体の中心のポジションとなるでしょう。

ヘッドマッチングは大きい慣性モーメントのヘッドはもちろん、ヘッドの持つ特性をスポイルしないのであらゆるヘッドとのマッチングも良好です。いよいよ始まる本格的ゴルフシーズンに向けて今の時期にシャフトを選ぶというアスリートゴルファーも多いと思います。

メーカーのメッセージ通りいち早く日本のアスリートゴルファーに試して欲しい仕上がりのシャフトです。是非お試しください。

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