ツアー優勝者のスウィングを解説する人気連載「勝者のスウィング」。オフの間は将来の勝者候補、2025年合格の“原石”たちをプロコーチ中村修が解説する。第13回は鳴川愛里。
画像1: 8度目でプロ合格。渋野世代・鳴川愛里の「左へ踏み込む」250Y。ドロー習得で掴んだツアーへの切符【新人女子プロのスウィング#13】

鳴川 愛里(Airi Narukawa)

生年月日:1998年11月1日(27歳)
出身地:岡山県岡山市
出身校:操南中学校
ゴルフ歴:7歳~
飛距離:250ヤード
持ち球:ドローとフェードをコースに合わせて打ち分ける
今シーズンの目標:レギュラーツアーでの一勝

8度目の挑戦で手にしたプロテスト合格

岡山県出身の鳴川愛里選手は同じ岡山県出身の渋野日向子選手と同学年。8度目のプロテストに合格できたのはフェード一辺倒だった持ち球にドローボールも習得し「ホールに合わせて打ち分ける」ことができるようになったからといいます。

スウィングを見てみるとコンパクトなトップからキャリーで230Y、ランを入れて250Y近くの飛距離を誇ります。左手の甲が正面から見えるストロンググリップで握り、左腕が地面と平行になる位置でシャフトが90度に立つよう、ヘッドの運動量を確保しながらテークバックしていきます。

画像: 左手の甲が正面から見えるストロンググリップで握り左腕が地面と平行な位置でシャフトが立つテークバック

左手の甲が正面から見えるストロンググリップで握り左腕が地面と平行な位置でシャフトが立つテークバック

「(トップが)浅くなりやすいため、テークバックをしっかり取ること」とチェックポイントを教えてくれましたが、コンパクトなトップから切り返しでは手元の位置はほとんど変わらずに下半身は左へ踏み込んでダウンスウィングがスタートしています。実際に「INTLOOPレディースカップ」でそのプレーを見ましたが、安定したテンポが印象的でした。トップから振り急がずに間を取るポイントは、左へ踏み込みんで地面に圧をかけること。そうすることで左への重心移動(横方向)、回転(トルク)、縦方向(バーチカル)の動き出しの順番が整います。

画像: コンパクトなトップから左足を踏み込んで切り返すことで動き出しの順番が整う

コンパクトなトップから左足を踏み込んで切り返すことで動き出しの順番が整う

ダウンスウィングでは積極的に体を開いて、手元が前に出るハンドファーストでボールを捉えていますが、これはストロンググリップで握るスウィングの特徴でもあります。ストロンググリップはアドレスでボールをつかまえる状況を作っておいて、インパクトでつかまえる動作を入れないことがメリット。もちろん左手をかぶせる握り方に違和感がある場合は、自分に合った握り方を探すことも大切です。

画像: ダウンスウィングでは積極的に体を開いてハンドファーストが強くなるのはストロンググリップの特徴

ダウンスウィングでは積極的に体を開いてハンドファーストが強くなるのはストロンググリップの特徴

QTランク45位で終えた鳴川選手は、ステップ・アップ・ツアーだけでなく出場者数が多く設定された4日間のレギュラーツアーでも参戦できます。レギュラーツアー1勝を目標にルーキーシーズンで戦う姿を楽しみにしています。

写真/岡沢裕行

2026年の“新人女子プロ”のスウィング


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