松山英樹の同級生として東北福祉大で腕を磨き、2014年にプロ転向を果たした皆本祐介。しかし、彼を待っていたのは長く暗いスランプのトンネルだった。どん底を味わった男が、この2年で劇的な復調を遂げた裏には、ある先輩プロとの運命的な出会いがあった。
画像: Yusuke Minamoto‐1991年徳島県生まれの34歳。両親の影響で10歳でゴルフを始める。東北福祉大学出身

Yusuke Minamoto‐1991年徳島県生まれの34歳。両親の影響で10歳でゴルフを始める。東北福祉大学出身

GD ゴルフを始めたのは?

皆本 小学校の3年生のときでした。両親がゴルフをやっていたので、それがきっかけで始めたんですが小学校4年生の時に初めて試合に出たのを覚えています。スコアは122で3位でした。

GD 出身は徳島県ですよね。

皆本 はい。中学までは徳島で、高校で隣の香川県の藤井学園寒川高校に進みました。これはもうゴルフをやりたくて行きました。そこで親元を離れて吉岡監督に教えてもらっていました。

GD プロを目指そうと思った時期は?

皆本 中学生の時には普通にプロゴルファーになりたいなと思っていましたけど、しっかりプロを目指そうと思ったのは大学に行く時だったと思います。自分らの時代は福祉大か日大かという感じだったので、周りからも大学に行くならレギュラーとってプロを目指さないとと言われていました。

GD 高校も大学も推薦ですか?

皆本 はい。推薦で行かせてもらいました。

GD ジュニア時代に憧れていたプロとか好きだった選手とかはいたんですか?

皆本 それがあんまりいないんですよね。テレビでは見ていましたけど、タイガー、デュバルくらいですね。同期に松山(英樹)がいたんですけど、本当に環境は良かったと思います。強い人が多かったので、誰かに憧れるというよりは、強い選手らを意識してそのレベルに行きたいと思ってやっていました。

GD 181センチで体格はかなりいいほうだと思いますが、他にスポーツはやっていたんですか?

皆本 中学の時にゴルフ部がなかったので陸上部に入っていた感じです。ハードルと駅伝をやっていたんですけど、完全にゴルフのための体力をつけようという目的でやっていました。体格は中学校入る時は150センチちょっとだったんですけど、高校入る時には179センチになっていました。

GD プロ転向してから苦しい時間もあったと思いますが、どのように捉えていますか?

皆本 なんか覚えていないですね(笑)。

GD 焦りみたいなものはありましたか?

皆本 最初はありましたね。成績も出てないし、ツアーにも出られずで2018年に初めてファイナルに行って。その頃から比べるとショートゲームなんかが良くなって今に至っているとは思います。

GD 一昨年くらいから少しずつゴルフの感触が良くなっているように感じていますが?

皆本 そうですね。ショットは自信を持てているんですけど、自分の中でゴルフ力が足りないと感じていました。そこが劣っているなと、自分では具体的に分かってはないんですけど、感じていた部分です。そこを勉強させてもらったのが藤本(佳則)さんです。

GD そういえばチャレンジなんかでも練習ラウンドから、行動を共にしていますよね。確か、車も同じものに乗っているとか? 大学の先輩にあたるわけですよね。

皆本 もう4年くらいになりますね。一緒に練習するようになって。チャレンジで一緒になったと言うのはありますが、学生の頃は年齢差的にもたまに声をかけてもらって一緒にラウンドする程度だったんです。僕はヤン車が好きなんですが、藤本さんも車が好きで、趣味が合うのは確かですね。でも藤本さんと行動を共にさせてもらうようになって、ゴルフの技術で参考になることはもちろんですけど、ゴルフの向き合い方というか、それこそゴルフ力を上げるきっかけになったと感じています。

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今シーズンはQTランクでレギュラーツアーとACNツアーの両方に出場できる位置にいて、確かな手応えを感じていることは確かだ。先輩から学んだ技術以上のことを武器に、今シーズンは悲願の初優勝に期待が高まる。

文/出島正登

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