進化したチタンフェース

圧力に強いチタン、張力に強いカーボンを薄いポリメッシュの層と重ね合わせることで、ボール初速を上げながら強度をアップした3層構造の新フェース。AIによる5万回の試作、200万回を優に超えるシミュレーションを経て、チタン部分は前作『エリート』よりも14%薄くなり、インパクト時のストレスには従来より17%も強くなった。
『クアンタムMAX』高初速で飛距離アップ。打点ブレもお構いなし!

低・深重心のスタンダードモデル
初速も打感も素晴らしいみんなのMAX
クアンタムシリーズのスタンダードモデル、『クアンタムMAX』。
西田プロは「フェース面がストレートでやや逃げ顔。ヘッドもシャロー過ぎず適度な厚みがあってスタンダードモデルでありながらプロやアスリートも使いたくなるヘッド形状です。そして何より打感が気持ちいい。『TRI-FORCEフェース』はボールが食い付く感覚があるのに弾き感もある。ボールを後押ししてくれるような新しい感触です。
弾くのに食い付く新しい打感!
弾くのに軟らかい。この打感は新しいです。インパクトでボールを押してくれる感覚があって、初速もしっかり出ています。初速70m/sが私の調子がいい時の目安ですが、その数値が簡単に出てくれます。
今回試打した5モデルすべてに言えることですが、初速は確実に上がっています。いつも初速70m/sが出ているかを目安に練習していますが、それがバンバン出てくれる。打点がブレてもスピン量が大きく上下しないので思い切り振っていけます。ぜひコースで打ってみたいです」とその初速性能を実感した様子。
「MAXという名前からイメージするよりボールのつかまりは抑え気味ですが、後方のウェイトで弾道をドローからニュートラルに調整できるのも魅力ですね」(西田プロ)
ソールは低・深重心のチタン

ソールにチタンを採用することで低く深い重心位置を実現。ボールが上がりやすく扱いやすい。ソール後方のウェイト(ヒール約9g、トウ約1g)を入れ替えることで、ドローポジションをニュートラルポジションに設定可能だ。
『クアンタムMAX D』つかまった球で高弾道! さすがドローの“D”

スライサーにはこれがおすすめ!
多くの人が振りやすい安心感のあるヘッド形状
続いて『クアンタムMAX D』を試打。
「ヘッド体積はMAXと同じ460ccですが、ヘッドの投影面積が少し大きくて、MAXより〝つかまりそう〞な顔です。多くのアマチュアにとって安心できるヘッド形状だと思います。
ドロー&高弾道で飛ばせる!
つかまりの良さは想像通りでしたが弾道の高さは想像以上。「MAX」と同じロフト10.5度で試打しましたが、平均しても3ヤード弾道が高いです。ハイドローのキャリーで飛ばせるモデルです。
ドローバイアスの“D”モデルらしく、フェードヒッターの自分が普通に打つとほぼストレート、ボールのつかまりはとてもいいのでスライサーにもおすすめです。試打して一番印象的だったのは弾道の高さ。MAXと同じシャフト『ATHLE MAX(アスレマックス)』で打ちましたが、弾道の最高到達点はMAXより4〜5ヤード上がり、明らかに弾道が高く飛びます。
初速アップによる飛距離の伸びに加え、キャリー不足も解消したいなら『クアンタムMAX D』がおすすめ。
シャロー過ぎない絶妙なヘッド形状で、スライスをケアしたい中級者にも選択肢のひとつになるモデルです。『ATHLE MAX(アスレマックス)』のクセのない振り心地も好印象でした」(西田プロ)
シャロー形状でボールが上がる!

「MAX」よりヘッドが後方に延びたシャロー形状。だが、“シャロー過ぎない”ため安心感のある見た目でボールも上がりやすい。ライ角も「MAX」の58度に対して59度と1度アップライトで「高弾道ドロー」が打ちやすい。
『MAX FAST』HS40m/s未満でも超高初速が実感できる

46インチで飛ばせるシリーズ最軽量
軽量で振り切れるからヘッドスピードが自然と上がる
『MAX FAST』という名の通りヘッドは軽量。『MAX』と『MAX D』のヘッドがカーボンクラウン×チタンソールで構成されているのに対して、『MAX FAST』はクラウンに加え、ソールもカーボンにした『360度カーボンシャーシ』を採用。チタンより軽量なカーボンを使用することで振りやすさも追求しているモデルだ。
当たり負けせず飛ばせる!
ヘッドが軽いので自然とヘッドスピードが上がります。ソールがカーボンですが、初速を感じる打感は変わらず。ボールも上がりやすく、つかまりもいいです。HS40m/s前後のゴルファーは試す価値大です。
「構えた印象はMAX Dに似ていますね、投影面積が大きくやさしさを感じるヘッド形状です。ヘッドはシャローで、アドレスではフェース面がしっかり見えて視覚的にも安心できます」
「40グラム台のシャフト『SPD STAR(エスピーディースター)』で試打しましたが、軽量ドライバーにありがちな頼りなさはなく、つかまった強いボールがやさしく打てます。シャフトが46インチと少し長いですが、軽いのでしっかり振り切れる。ヘッドスピードが1〜2m/s上がる印象ですね。HS 40m/s未満の人にぜひ試してほしいです」(西田プロ)
カーボンソールで軽量化を追求!

「MAX」「MAX D」がチタンソールを採用しているのに対し、「MAX FAST」はクラウン、ソールにカーボンを使用した「360度カーボンシャーシ」を採用。薄く後方に長いシャローなヘッドでボールも上がりやすい。
『クアンタム♦♦♦』プロや上級者が求める“やさしさ”を備えている

操れる高初速。スピン量も安定
見た目よりやさしい 振るほど強い球で飛ぶ
次に試打する『クアンタム♦♦♦』は、これまでの『♦♦♦』モデルの印象をそのまま受け継いでいる見た目だ。
「操作性のいい小ぶりなヘッド、やや逃げ顔のディープなフェース面、フォルムは洋ナシ形状と上級者好み」と西田プロ。
ボール初速は圧倒的!
ロフト10.5度で試打しましたが低スピンで強い球。2000回転弱でボールを上げられるHS45m/s以上の方におすすめです。小ぶりなヘッドでディープフェース、やや逃げた顔とまさに上級者好み。
AIによるフェース設計も確実に進化。下めに当たってもスピンが増えず、上めでもスピンが減りすぎないディープフェースは♦♦♦の特徴。
『♦♦♦』は、『360度カーボンシャーシ』を採用することで余剰重量を生み出し、その重量をヘッド内部に最適配置している。
「MAXやMAX Dよりも打音がマイルドで、よりボールがフェースに食い付く感触です。ボール初速がとても速く、打点が上下にずれてもスピン量の増減が少なく、弾道のブレ幅が小さい。つかまり具合はかなり控えめな点と、スピン量が2000回転を下回らないヘッドスピードは必要ですが、シビア過ぎないやさしさを併せ持っています」(西田プロ)
上級者好みのセミディープ!

450ccと小ぶりで、ややディープな洋ナシ形状。AIによるフェース設計も進化を遂げている。つかまり具合は控えめではあるものの、上下に打点がブレた際のスピン量の増減が抑えられ、やさしさも感じられる。
『クアンタム♦♦♦MAX』強弾道でビッグキャリー! よりやさしい♦♦♦

操作性に安心感をプラス。低スピンで球が強い
上級者好みの顔に MAXの安心感がプラス
5モデル目は『クアンタム♦♦♦MAX』。
「♦♦♦をそのまま大きくした見た目なので、構えやすく、やさしさが加わった印象。実際に打ってみると♦♦♦よりつかまりが良く、適正なスピンが入りやすく、ボールが楽に上がってくれます。競技ゴルフなどプレッシャーのかかった場面ではこのやさしさがモノを言いそう」
競技ゴルファーにもおすすめ!
「♦♦♦」をそのまま460ccに大きくしたような操作性と寛容性のバランスのいいモデル。重量配分の妙なのか、ヘッドが大きくなっても操作性は良く、ヘッドの返りがよくボールをつかまえやすいです。
「♦♦♦の2モデルは試打シャフトが『TENSEI GRAY for Callaway 60(S)』でした。クセのないしっかりした振り心地で、程よくヘッドが走ってくれます。♦♦♦はヘッドスピードが45m/s以上欲しいですが、♦♦♦MAXは42m/sくらいから扱えそうです」(西田プロ)
弾道調節機能で自分好みに

「♦♦♦」よりも見た目の安心感がある慣性モーメントが大きな460ccで、より多くのゴルファーにフィットするモデル。ヘッド後方のウェイトの入れ替えで弾道のカスタマイズ(ニュートラル/フェード)も可能だ。
最後にクアンタム5モデルの選び方を聞いた。
「スタンダードモデルのMAXがかなり幅広いゴルファーをカバーしそう。弾道調整機能も優れているのでまずMAXから試打するのがいいでしょう。HS 40m/s未満の方ならキャリーで飛ばせるMAX FASTがおすすめ。♦♦♦のロフト9度はかなりハード、まず10.5度から試してください」(西田プロ)
試打・解説/西田幸一プロ
専修大ゴルフ部からプロ入り。現在は合田洋ゴルフクリニックに所属。ドライバー試打の名手のひとり。
※月刊ゴルフダイジェスト4月号「ギアラボ」より
写真/三木崇徳、野村知也
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