ニュージーランドのミルブルックリゾートで開催されている、PGAオーストラリアとアジアンツアーの共催大会「第105回 ニュージーランドオープン presented by Millbrook Resort」。順延となっていた第2ラウンドの残りが消化され、日本人選手15名が見事に予選を通過。引き続き行われた第3ラウンド(ムービングデー)で、日本勢が猛烈なチャージを見せた。

「100点のゴルフ」池村寛世がビッグスコア『63』で急浮上

画像: 日本人トップの5位タイに浮上した池村寛世(提供/JGTO)

日本人トップの5位タイに浮上した池村寛世(提供/JGTO)

「100点のゴルフだったかなと思います」

ラウンド後のフラッシュインタビューで、池村寛世は充実の笑みを浮かべた。

通算5アンダーの24位タイで第3ラウンドをスタートした池村は、持ち前の爆発力をいかんなく発揮する。キレのあるショットと冴え渡るパッティングが噛み合い、スコアボードを駆け上がった。「ピンチなところもあり、それもちゃんと凌げた」と語るように、終わってみればボギーフリーの「63(8アンダー)」。通算13アンダーとし、前日の暫定アマチュア首位だったユウキ・ミヤ(ニュージーランド)らと並ぶ5位タイへジャンプアップ。首位と5打差の日本勢最上位につけ、逆転優勝を射程圏内に捉えた。

「アジアンツアーのポイントもあるので、今週も上位で終わりたいです。まあ、優勝目指して頑張ります」と、力強く最終日への意気込みを語った池村。アジアンツアーのシード権、そして優勝という最高のシナリオに向け、彼のフルスウィングが火を噴きそうだ。

【動画】日本人トップの池村寛世のハイライト【U-NEXTゴルフ公式X】

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首位ヒラーは「全英有資格者」。切符の行方は大混戦へ

そして、リーダーボードの頂点に立っているのは、地元ニュージーランドのダニエル・ヒラーだ。この日「64」をマークし、通算18アンダーで単独首位に立った。

ここで注目すべき、非常に重要なファクトがある。首位のヒラーは、すでに今季の「全英オープン」の出場資格を保持しているということだ。

今大会の優勝者には、全英オープンへの出場資格が付与される。もし有資格者であるヒラーがこのまま逃げ切って優勝した場合、全英切符は「有資格者を除く最上位の選手」へと繰り下がる。現在、1打差の通算17アンダー・2位タイにはカーティス・ラック(オーストラリア)とケリー・マウントキャッスル(ニュージーランド)、2打差の4位にはルーカス・ハーバート(オーストラリア)がつけているが、通算13アンダーの池村寛世、そして日本勢にも、展開次第ではメジャー切符が転がり込んでくる大チャンスなのだ。

「ガンガン攻める」片岡尚之も逆転圏内

画像: 全英OPの有資格者の片岡。首位と6打差で海外ツアー初優勝を狙う(提供/アジアンツアー)

全英OPの有資格者の片岡。首位と6打差で海外ツアー初優勝を狙う(提供/アジアンツアー)

その通算12アンダー・9位タイにつける片岡尚之も、最終日の大爆発を誓っている。第3ラウンドは「67」で回ったものの、本人は「ティーショットはすごく良くてトラブルもほとんど無かったが、アイアンとパターがちょっと入らなかった。そこが反省点」と、スコア以上に手応えと悔しさを口にした。

首位とは6打差、上位陣ともわずかな差だ。

「明日は結構ビッグスコアが必要だと思うんで、ガンガン攻めてたくさんバーディを獲って、優勝争いできればいいなと思います」

片岡の言葉通り、最終日はバーディ合戦の伸ばし合いになることは必至。攻めの姿勢を貫いた先に、海外のタイトルの扉が開かれるはずだ。

日本人選手15名が決勝ラウンドに進出し、それぞれの意地をぶつけ合うニュージーランドの地。池村と片岡の逆転劇、そしてメジャー切符を懸けたスリリングなサンデーバックナインから目が離せない。

【ニュージーランドオープン 3日目 リーダーボード】

1位(18アンダー):ダニエル・ヒラー(NZ)
2位T(17アンダー):カーティス・ラック(AUS)、ケリー・マウントキャッスル(NZ)
4位(16アンダー):ルーカス・ハーバート(AUS)
5位T(13アンダー):池村寛世、ウェイド・オームスビー(AUS)、トラビス・スミス(AUS)、ユウキ・ミヤ(NZ・アマ)
9位T(12アンダー):片岡尚之、スティーブン・アルカー(NZ)、サム・ジョーンズ(NZ)、チョイ・チャン(KOR)

【その他の日本人選手 順位】

13位T(11アンダー):河本力、木下稜介、米澤蓮
31位T(8アンダー):小斉平優和
36位T(7アンダー):細野勇策、中野麟太朗、鍋谷太一、清水大成
41位T(6アンダー):比嘉一貴、吉田泰基、阿久津未来也
57位T(4アンダー):下家秀琉、堀川未来夢


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