ニュージーランドのミルブルックリゾートを舞台に開催されている、PGAオーストラリアとアジアンツアーの共催大会「第105回 ニュージーランドオープン presented by Millbrook Resort」。予選ラウンドを終え、決勝の舞台は2コースを組み合わせた「コンポジットコース(18ホール)」へ。初日に上位を賑わせたケビン・ナらがリーダーボード上位から姿を消す過酷なサバイバルの中、ムービングデーは海外のトッププロたちが異次元のスコアの伸ばし合いを演じる展開となった。

スターの証明。L.ハーバートが「62」で急浮上

画像: LIVゴルフでチーム戦2連勝を飾っているリッパーGC所属のルーカス・ハーバート。逆転する可能性があるとすれば、彼が一番手だろう(提供/アジアンツアー)

LIVゴルフでチーム戦2連勝を飾っているリッパーGC所属のルーカス・ハーバート。逆転する可能性があるとすれば、彼が一番手だろう(提供/アジアンツアー)

この日、ギャラリーの視線を釘付けにしたのは、オーストラリアのルーカス・ハーバートだ。 LIVゴルフ(リッパーGC所属)で主力を張り、昨年のインターナショナルシリーズ ジャパンを制した優勝候補が、ついに本領を発揮した。

首位を追う展開でスタートしたハーバートは、別次元のゴルフを展開。ボギーフリーの完璧な内容で、この日のベストスコアにあと1打と迫る9アンダー「62」を叩き出し、通算16アンダーの単独4位へと一気に駆け上がった。世界レベルの爆発力を見せつけ、逆転優勝を射程圏内に捉えた。

首位ヒラーが見せた「上がり2ホールの劇的フィニッシュ」

画像: 母国のナショナルアマチュア選手権を制した過去があるダニエル・ヒラーがこのままリードを守れるか(提供/アジアンツアー)

母国のナショナルアマチュア選手権を制した過去があるダニエル・ヒラーがこのままリードを守れるか(提供/アジアンツアー)

凄まじい追い上げを見せる後続を退け、リーダーボードの頂点に君臨し続けているのが地元ニュージーランドのダニエル・ヒラーだ。この日のヒラーは、上がり2ホールを「イーグル・バーディ」で締めくくるという千両役者ぶりを披露。スコアを「64」とし、通算18アンダーで2位に1打差の単独首位を守り抜いた。

全英切符の行方は? 「繰り下がり」を巡る大混戦

そして、最終日を最高にスリリングにしているのが、優勝者に与えられる海外メジャー「全英オープン」への出場切符の存在だ。 見逃せないのは、単独首位のヒラーがすでに今年の全英オープンの出場権を持っているという事実である。

もし有資格者であるヒラーがこのまま優勝トロフィーを掲げた場合、夢のプラチナチケットは「有資格者を除く最上位選手」へと繰り下がる公算が大きい。現在、1打差の通算17アンダー・2位タイにはカーティス・ラック(オーストラリア)とケリー・マウントキャッスル(ニュージーランド)が猛追。彼らは優勝だけでなく、ヒラーとの位置関係次第でメジャーへの扉が開くという、ヒリヒリするような状況下にいる。

さらに、通算12アンダーの9位タイには、この日驚愕の「61」を叩き出したチャン・チョイ(韓国)が急浮上。 このカオスとも言える大混戦には、通算13アンダー・5位タイの池村寛世ら日本勢もしっかりと爪を立てている。

意地と賞金、そしてメジャー切符が複雑に絡み合うサンデーバックナイン。誰が笑い、誰が涙を呑むのか、劇的な結末が待ち受けている。

【ニュージーランドオープン 3日目 リーダーボード】

1位(18アンダー):ダニエル・ヒラー(NZ)
2位T(17アンダー):カーティス・ラック(AUS)、ケリー・マウントキャッスル(NZ)
4位(16アンダー):ルーカス・ハーバート(AUS)
5位T(13アンダー):池村寛世、ウェイド・オームズビー(AUS)、トラビス・スミス(AUS)、ユウキ・ミヤ(NZ・アマ)
9位T(12アンダー):片岡尚之、スティーブン・アルカー(NZ)、サム・ジョーンズ(NZ)、チャン・チョイ(KOR)

【その他の日本人選手 順位】

13位T(11アンダー):河本力、木下稜介、米澤蓮
31位T(8アンダー):小斉平優和
36位T(7アンダー):細野勇策、中野麟太朗、鍋谷太一、清水大成
41位T(6アンダー):比嘉一貴、吉田泰基、阿久津未来也
57位T(4アンダー):下家秀琉、堀川未来夢

  • 13位T(-11):河本力、木下稜介、米澤蓮
  • 31位T(-8):小斉平優和
  • 36位T(-7):細野勇策、中野麟太朗、鍋谷太一、清水大成
  • 41位T(-6):比嘉一貴、吉田泰基、阿久津未来也
  • 57位T(-4):下家秀琉、堀川未来夢

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