長年悩まされてきた股関節と腰の痛みを軽減するため昨秋マイクロ椎間板切除手術を受けたジャスティン・トーマスが、PGAツアーのシグネチャーイベント、アーノルド・パーマー招待でライダーカップ(25年9月)以来の競技復帰を果たした。すでにTGLで肩慣らしはしてきたが大会初日はダブルボギーを2つ叩くなど7オーバー79で70位タイ(最下位タイ)に沈んだ。同じ組で回った松山英樹は終盤2連続バーディで2アンダー70、18位タイとまずまずのスタートを切っている。

リーダーボードの上位はほぼ風が弱かった早い組でプレーした選手たち。なかでもダニエル・バーガーはノーボギーの9アンダー63の圧巻のプレーで単独トップの座を奪った。

最終組の4つ前で回ったトーマスと松山は、ただでさえ難しいベイヒルC&ロッジに強い風が吹き、グリーンが硬さを増すなかでのラウンド。

松山は13番のセカンドショットが風の影響で右の池につかまりダブルボギーを叩いたが、前半と後半2つずつバーディを奪って2アンダー70に収めた。しかしトーマスは序盤からボギーが嵩み3バーディ、6ボギー、2ダブルボギーの79で最下位に沈んだ。

画像: 初日7オーバー70位タイ。厳しいツアー復帰戦スタートを切ったジャスティン・トーマス(写真/Getty Images)

初日7オーバー70位タイ。厳しいツアー復帰戦スタートを切ったジャスティン・トーマス(写真/Getty Images)

「復帰できて良かったとはいい難いですね。予想したシナリオとは程遠かったけれど、まぁ、少しはこんなことが起きるのでは、と思っていました。仕方がないですね」

もっとも苦戦したのはグリーン上。「パットは酷かった。グリーンのスピードを測るのが難しかったです。細かい問題が山積みでバック9では集中力を保てませんでした。しばらくぶりだけれど言い訳はできません」。

昨年、やはりケガのため序盤戦を休んだザンダー・シャウフェレがこの大会で復帰しているが、そのとき彼は「カムバックするには一番難しい場所かもしれない」と語っていた。トーマスにとってもこのコースを攻略するのは難しかったようだ。

今夜の予定を聞かれたトーマスは「ちょっとパットを打ってショットも何球かは打つかもしれませんが、いまは精神的な余裕がありません。ちょっと練習したら理学療法を受けて家に帰って寝ます」と疲れを滲ませた。

午後組でもっとも上位だったのはラドビッグ・アバーグ。コリン・モリカワと並びバーガーに3打差(6アンダー66)の2位タイにつけた。

アバーグは今季、まだ調子が上がっておらず連覇がかかったジェネシス招待の20位タイがベスト。しかし本人は「西海岸(ウェストコーストシリーズ)では日替わりでパッティング、ショートゲーム、ショットと1つずつヒントをつかみました。でも全部を結びつけることができなかった。今週ようやくすべてのパーツを繋げることができたような気がします」と手応えを口にした。

西海岸では「目を閉じて打つと2メートルもオーバーしてしまった。パットのスピードコントロールができていなかったんです」と振り返る。そのため今週は「少しロフトのあるパター(以前使っていたもの)に戻しました」。それが功を奏しこの日のストロークゲインド・パッティングは+2.984で全体の3位。

昨年のジェネシス招待でツアー2勝目を挙げてから1年優勝がない。そろそろトロフィーを掲げてほしい選手のひとりだ。

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画像: PGA TOUR Highlights | Round 1 | Arnold Palmer Invitational | 2026 www.youtube.com

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