
開幕戦36位タイの都玲華(撮影/岡沢裕行)
谷口拓也プロからの「即席レッスン」で得た新たな武器

谷口拓也プロからアプローチの即席レッスンを受ける都(撮影/岡沢裕行)
今オフ、都は徹底した肉体改造に取り組んだ。「もともとは3キロ増の予定でしたが、結果的に7キロ増えました」と明かす。その目的はスウィングの安定感と、シーズンを戦い抜くための筋量アップだ。
「多少太っても動けないことはないですし、今までで一番状態はいい。スウィングがしっくり来れば、飛距離も伸びてくるはずです」と、増量による土台作りに自信をのぞかせた。
技術面で大きな助けとなったのが、練習日に谷口拓也プロ(一ノ瀬優希プロの夫)から受けたアプローチの助言だ。沖縄特有の強い芝を攻略したい都は、直接教えを請うた。

沖縄特有の強い芝などではハンドファーストにカット軌道でヘッドを入れるより、ややクローズスタンスにして少しハンドレート気味にヘッドを入れたほうがいいとアドバイスを受けた都
「これまではカット(外側から内側へ振り抜く軌道)に打っていたのですが、真逆のことを教わりました。スタンスをクローズ(目標より右を向く)気味にして、ずっとおへそにグリップエンドが向くようなイメージです。おかげで試合中もピンチをしのげました」と、新しい引き出しを実戦で即座に活用した。
長年の課題であるパッティングは、4〜5年前から指導を受ける平田智(ひらた・さとる)コーチと共に磨きをかけてきた。
「オフに取り組んできたことがハマり始めて、3日間はすごく良かった」と語る一方で、最終日は「アドレスに違和感があり、14番で3パットをしてから流れが悪くなりました」と振り返る。「本気の優勝争いを経験したい。そのためにはパターが足を引っ張らないことが大事。調整すればチャンスはあると思います」と前を向いた。
「4日間プレーして、良かった点も悪い点も改めて分かりました。やってきたことは間違いではなかったです」。次戦は今週台湾で開催される「台湾ホンハイレディース」に挑む。「教えてもらったアプローチは台湾の芝でもつかえるかもしれません」と、確かな手応えを胸に南の島を後にした。
