LIVゴルフリーグ2026年シーズンは、リヤド(中東)、アデレード(オーストラリア)、香港(中国)を経て、いよいよアジアのゴルフのメッカ、シンガポール・セントーサGCへと舞台を移す。今大会の主役として熱い視線を集めるのが、前週の「LIVゴルフ・香港」でついに1年半ぶりに勝利を挙げたジョン・ラームと、昨年のこのシンガポール大会で頂点に立ったホアキン・ニーマンの二人だ。開幕を控えた会見場。世界を股にかけて戦う彼らの口から語られたのは、トップアスリートとしての「勝者のメンタリティ」と、難攻不落のセントーサをねじ伏せるための「具体的なコース攻略・ギア戦略」だった。
画像: 先週の「HSBC LIVゴルフ・香港」で約1年半ぶりに優勝したジョン・ラームと昨年の「LIVゴルフ・シンガポール」の覇者ホアキン・ニーマン(提供/LIVゴルフ)

先週の「HSBC LIVゴルフ・香港」で約1年半ぶりに優勝したジョン・ラームと昨年の「LIVゴルフ・シンガポール」の覇者ホアキン・ニーマン(提供/LIVゴルフ)

テニスの「全サーフェス制覇」と同じ。世界で勝つことの意義

前週の香港での優勝は、ラームにとって「世界8カ国目」でのタイトル獲得となった。この数字について問われた彼は、プロゴルファーとしての独自の哲学を披露した。

「あらゆる環境、コース、国で勝てることこそが、選手の真の偉大さを示すと思う」

ラームはゴルフをテニスに例え、言葉に熱を込めた。

「テニスでも、ハード、クレー、グラスと、すべてのサーフェスで勝てる選手が優れているとされるのと同じだ。我々ゴルファーも、様々な国の異なる環境やセッティングに適応し、そこで結果を出すことが求められる。LIVゴルフで世界中を回ることで、その力がさらに試されているんだ」

一方、昨年の王者であるニーマンもまた、世界で勝つことの価値を強く意識している。彼はキャリアの中で「6カ国」での優勝を誇る。「ジュニア時代から世界中を飛び回り、異なる芝、気候、コースレイアウトを経験してきた。そのすべての経験が、僕を『完璧な選手』に育ててくれたんだ。自分のベストを尽くせば、どんなコースでも勝てる自信がある」と、世界基準の強さを誇示した。

難攻不落のセントーサ。ニーマンの「3W・7W」活用術

今週の舞台となるセントーサGCは、前週の香港GC(6711ヤード)から一転し、7406ヤードと、約700ヤード距離が伸びるタフなコースだ。深いラフと起伏に富んだグリーンが、選手のマネジメント能力を極限まで試す。

このコースでの勝ち方を知るニーマンは、攻略の鍵を「ティーショットの精度」だと断言する。

「非常に要求の厳しいティーショットが多い。ドライバーを振り回すだけでは通用しないコースだ。今週の鍵になるのは、3番ウッドや7番ウッドを駆使して、確実にフェアウェイの正しいポジションを捉えることだ」

距離が長くても、闇雲に飛ばすのではなく、セカンドショット以降の狙いやすさを逆算してクラブを選択する。昨年の覇者が語る緻密なマネジメントこそが、セントーサ攻略の絶対条件となる。

ラームの安定感を生む新ドライバー「クアンタム」と圧倒的な精度の追求

コースに対する深い洞察は、ラームも負けていない。そして、彼を前週の優勝へと導き、今週も大きな武器となるのが、今年から投入した新しいドライバーだ。

画像: キャロウェイ「エリート TD」から同じくキャロウェイ「クアンタム TD」に変更したラーム。シャフトは変わらずフジクラ「ベンタス ブラック 7X」だ(提供/LIVゴルフ)

キャロウェイ「エリート TD」から同じくキャロウェイ「クアンタム TD」に変更したラーム。シャフトは変わらずフジクラ「ベンタス ブラック 7X」だ(提供/LIVゴルフ)

「シャフトは変えずに、ヘッドだけを新しい『クアンタム』に変更したんだ」

ラームはこの新ヘッドの恩恵を具体的に解説する。

「僕の課題だった『左へのミス』が減り、フェードの弾道がイメージしやすくなった。何より素晴らしいのは、ヒール側に当たったようなミスヒットでも、スピン量とボール初速が落ちないことだ。ゴルフにおいて一貫性は鍵であり、このドライバーは間違いなく助けになっている」

その新しい相棒を手に、ラームはセントーサをどう攻めるのか。「ここはグリーンが極上で、おそらく今年一年で最高のパッティングコンディションだろう。だからこそ、ショットで他の選手を圧倒し、バーディチャンスを量産しなければならない。圧倒的なボールストライキングが必須だ」と、自らの強みであるショットの精度でコースを制圧する構えを見せている。

真の「世界王者」を決める熱狂の週末へ

世界中であらゆる環境に適応し、「真の偉大さ」を追い求めるジョン・ラームとホアキン・ニーマン。一方は最新ギアへの絶対的な信頼とショット力を武器に、もう一方は緻密なクラブ選択とマネジメントを武器に、難攻不落のセントーサへと挑む。

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