ゴルフとサッカー、というより今年の全米オープンとワールドカップにはある共通点があった。
画像: ゴルフコースの芝がサッカーワールドカップの会場に積極的に使われるという(写真イメージ)

ゴルフコースの芝がサッカーワールドカップの会場に積極的に使われるという(写真イメージ)

単に2つのイベントの日程が6月に重なるだけではない。アメリカ、カナダ、メキシコで開催される今回のサッカーワールドカップ。試合が行われる会場の多くに、USGAが管理に関わるゴルフコースの芝が積極的に使われているのだ。

USGAのホームページで、ワールドカップの芝のリサーチ、管理を担当しているジョン・ソロカン博士がインタビューを受けているのだが、今年のワールドカップは芝の選択が非常に大変だという。何しろ標高2200mのメキシコシティからテキサスやカナダのトロントまで会場が広範囲にわたるうえ、屋内のスタジアムまであるのだから、同じ芝を使用するわけにはいかない。ちなみに芝種はミックスされるようだが、メキシコではキクユグラス、マイアミではバミューダ、トロントではケンタッキーブルーグラスを採用するのがほぼ決まっているという。

USGAは毎年3億円余りもの資金を芝の研究機関に提供しているが、USGAとも強いパイプを持つミシガン州立大学を卒業したソロカン博士が、今年のワールドカップのピッチの責任者の一人となったことからインタビューが行われたもよう。アメリカでは芝の研究が盛んで、雨量の少ない地域では乾燥に強い芝を、高速道路の分離帯などでは、芝刈りの頻度を少なくするために、成長の遅い芝を開発したりしている。

そうした研究をUSGAがサポートしているのだが、ワールドカップでの広範囲な研究が、逆にゴルフの芝にフィードバックされる可能性もあるということだ。今年のワールドカップでボールの転がりの違いが出るかも興味深い。

冬季五輪に続き、いま正にWBCが真っただ中。それが終わればマスターズを皮切りにメジャー大会が行われ、6月にはサッカーワールドカップが控えている。スポーツ好きの寝不足はまだ続きそうだ。

※週刊ゴルフダイジェスト2026年3月24日号「バック9」より


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