日本のツアーでは出場実績が乏しい38歳の大関翔。しかしフィリピンツアーなど海外のツアーに挑戦し、昨年中国ツアーで優勝を成し遂げた。今季はシード選手として中国ツアーで戦っているが、今週行われる「海南クラシック」で欧州ツアーデビューを果たす。一世一代の大勝負のため、オフにクラブを新調したり、肉体改造に取り組んだりと、万全の準備を整えてきた。
パワーアップのためにジム通い
大関は今週のために体を鍛え、ギアを見直したと話す。
「去年、DPワールドツアーの下部ツアーに出場したんですが、海外の選手のパワーにびっくりしちゃって。『自分は自分』と思ってプレーしてたけど、最終日に『僕も!』って体が勝手に反応して崩れちゃったんです。欧州の選手に引っ張られないようにするためもありますが、もうちょっと大きな球が打てるともっと戦えると感じたので、『カイザー』というトレーニング器具があるジムに行き始めました」

24年4月から小林伸太郎の薦めで同モデルを使い始めた大関(写真右)
また、昨年までは小林伸太郎が所有していたコブラ「AMP CELL PRO」を“借りて”使っていたが、フェースの溝が摩耗したことから替えることを決断。ネットで中古を購入したが、二木ゴルフの店長の知人から「このヘッド、もう少し状態がいいもの持っているよ」と無料で譲り受けることができ、リシャフトして調整した。
「かなり古いクラブなので、今あまり売ってなくて。すごく助かりました。コントロールしやすくて、曲げたいときに曲げられて、厳しいセッティングのDPワールドツアーには絶対必要な相棒です」
ウェッジはアクシスゴルフの「Z5 TOUR」に変更
ウェッジはアクシスゴルフの「Z5 TOUR」に変更した。その理由を聞くと、「去年あっちでやっていて、やたら下めに当たるので重心が低いウェッジがいいんじゃないかなと思って」と話す。
「それに『硬い地面でも簡単にロブショットが打ちたい』と代表の大越さんに相談したら、『開けばバウンスが無くなる、でも真っすぐ普通に構えるとバウンスはある』ように削ってくれて。たぶん大越さんじゃないと、僕のわがままを全部聞いたクラブは作れなかったと思います(笑)」
新調したクラブ、改造した肉体を手にした大関に意気込みを聞くと、「『やってやろう』っていうよりは、自分がどれくらいそこに通用するのかが楽しみです」と笑う。
ちなみに4月にも2ツアーの共催試合「ボルボ中国オープン」が中国で開催され、大関も出場予定。優勝すれば、もちろんDPワールドツアー出場権を得られるが、果たして大関の下剋上はあるのか⁉
※週刊ゴルフダイジェスト2026年3月17日号より



