連載99回目は、本企画の第1回に登場した「ゴルフレンド」の大野さんがオススメするカスタムクラブをご紹介。今回はゴルフレンドオリジナルウェッジ(60度)がオススメとのこと。
大野さんが特徴を語る
「今回は、私自身のこだわりが詰まったオリジナルウェッジを紹介します。このウェッジは操作性を極限まで高め、低い打ち出しから、ふわっと上げて高さで止めるショットまで自由自在に打てるよう設計しました。昨今、PGAツアーや国内ツアーでもロフト角60度の使用者が増えていますが、『アマチュアには必要ない』という声も耳にします。しかし、ロフトがある分、フェースをスクエアに構えても柔らかい球筋で止まりやすく、砲台グリーンやスピンが必要な場面で恩恵を感じる方も多いはずです。そこで、ソールを大きく削り落とすことで、あらゆるライに対応できる操作性を実現しました」と大野さん。

ゴルフレンドオリジナルウェッジとトゥルーテンパー「ダイナミックゴールド」の組み合わせ
「今回のグラインドは、トウ・ヒール側を三日月状に大胆に削り、フェースが真上を向くほど大きく開けるようにしています。これにより、絶妙な開き具合や据わりの良さを調整でき、中〜上級者の繊細なイメージを具現化しやすくしました。また、スピン性能も非常に高く、フェースを開いて打てば『低く出てキュッと止まる』アプローチも可能です。あるプロに試打していただいた際も、そのスピン性能を絶賛していただきました。我々アマチュアが打っても、スピンが解ける心配をせず、ピンの奥まで積極的に突っ込んでいけるはずです。ロフトバリエーションも豊富に用意していますので、ぜひその性能を体感してみてください」
堀越プロに印象を聞いた
「今回試打するのは、こだわりが随所に光る工房オリジナルのウェッジです。バックフェースにはワンポイントで四葉のクローバーがあしらわれており、シンプルかつ洗練されたデザインの中に、オリジナルモデルならではの所有感を満たしてくれる装飾性が加わっています。ソールに目を向けると、リーディングエッジ側が三日月状に削り落とされているのが分かります。この独特なソール形状によってフェースの開閉が自由自在になり、低く出すショットから高さで止めるアプローチまで、打ち手の意図に応える幅広い選択肢を与えてくれます。実際に構えてみると、キュッと締まった懐が特徴的です。セミグースネックに見えるこの顔つきは、ストレートネックに苦手意識がある方にはもってこいの顔つきではないでしょうか。トウ側の絶妙な丸みやヒール側の高さなど、全体をややクラシカルな形状にまとめているあたりは、長年ゴルフを嗜んできた大野店長ならではの深いこだわりを感じさせます。大野店長曰く『スピン性能には絶対の自信がある』とのことですので、さっそく確かめてみましょう」

試打者/ほりこし・よしかず。試打経験に裏打ちされた豊富な知識と確かな試打技量で、大手メーカーのシャフトやヘッドの開発にも携わる。キング・オブ・試打。クレアゴルフフィールド所属
実際に試打を開始!

トウ・ヒールを落としたグラインドは、大野さんが思考錯誤して削ったソールグラインド
「一見すると上級者向けに感じられるロフト60度の設定ですが、バウンス角とグラインドの設計が実に絶妙です。数ヤードの繊細なアプローチから、50ヤード前後のショットまで、芝を滑るような抜群の抜けの良さを発揮してくれます。さらに特筆すべきは、そのフェースの開きやすさです。フェース面が真上を向くほど開くことが可能なため、砲台グリーンや、高く上げてピタリと止めたい極限のシチュエーションでは非常に心強い味方となるでしょう。通常、ロフト60度をバッグインするのは中・上級者のプレーヤーが多いかと思いますが、フェースを開いてバウンスを効かせたり、スクエアに構えて低く出したりといった高度な操作にも、このヘッドは見事に応えてくれます。打ち手の意図をダイレクトに反映してくれる、極めて完成度の高い一本と言えるのではないでしょうか」
「また、自信をのぞかせていたスピン性能についても、その実力は本物です。打ち出された球が低く抑えられ、フェースに乗って強烈にスピンが効いているのが手に取るように分かります。一般的なコンディションのグリーンであれば、まず間違いなくその場で止まってくれるでしょう。一方で、10フィートを超えるような高速グリーンでボールを制止させるには相応のスピン量が不可欠ですが、このウェッジならその要求に十分に応えてくれます。ロフト60度という設定も相まって、これだけのスピン性能が担保されていれば、『止まらないかもしれない』という不安が消え、厳しい状況でも緩まずにしっかりと振り抜いていけるはずです」
総評

「今回試打したゴルフレンドオリジナルウェッジは、四葉のクローバーを配した洗練された外観以上に、実戦的な機能美が光る一本でした。トウの丸みやヒール高など、クラシカルな造形から大野店長の深い経験値が伺えました。リーディングエッジ側に施された三日月状のグラインドは、フェースを真上に向けるほど深く開くことが可能で、どのような場面でも対応できそうな操作性が魅力的でした。そしてスピン性能も良く、ピタリと止められる強烈なスピン量を備えています。止まる確信が持てるため、シビアなピンに対しても緩まずに振り抜いていけると思います。南砂町にある店舗では試打が可能とのことですので、一度試してみてはいかがでしょうか」
ゴルフレンド
今回紹介した大野さんの過去記事はこちら !
店主の大野和昭さんはクラチャン経験のあるトップアマ。大野さんの話はゴルフのヒントになり、大好きなゴルフ談義ができると、いつもシングルやクラチャンレベルの常連たちで賑わう
住所/東京都江東区南砂1-9-7
THANKS/クレアゴルフフィールド




