「Vポイント×SMBCレディス」の最終日、首位と1打差の神谷そら、2打差の菅沼菜々。2人にのアライメントスティックの使い方に注目しました。朝の練習場を見たプロゴルファー・中村修のレポートをお届けします。

Dプレーンのチェックを欠かさない

アライメントスティックをキャディバッグに入れてある選手はとても多くその使い方は様々ですが、一般的にはターゲットラインと平行に地面に置いてクラブの軌道や打ち出し方向のチェックしている選手がほとんどです。最終日の朝の練習場で菅沼菜々選手は1本はターゲットラインと平行に、もう1本を左に少し向けてハの字に置き、その間にボールを置いて練習していました。

画像: ハの字に置いたアライメントスティックの間にあるボールを打ちフェース向き、振り抜く方向をチェックする菅沼菜々

ハの字に置いたアライメントスティックの間にあるボールを打ちフェース向き、振り抜く方向をチェックする菅沼菜々

弾道計測器トラックマンの分析によってボールの打ち出し方向は、芯に当たったドライバーショットでは85%、アイアンでは75%がフェース向きに影響するとされていて、ボールの曲がり方はクラブ軌道に影響されるとしています。Dプレーン理論と呼ばれていますが、つまりターゲットよりも左に飛び出してターゲット方向に曲がって戻るフェードヒッターであれば、インパクト時のフェース向きはターゲットよりも左を向いて当たり、軌道はそのフェース向きよりもやや左に向いていることが条件となります。

菅沼選手がスティックの1本をターゲットラインと平行に置き、もう1本は左に向けているのは、左に向けたスティックの方向に振り抜きながらフェース向きは、2本のスティックの中間を向いて当たるように意識づけているのでしょう。意図した弾道を打つためのチェック方法としては理にかなっています。

同じフェードヒッターの神谷そら選手は、ボールよりも先にスティックを2本置き、ターゲット方向の先端をわずかに広げて置いていました。これもターゲットラインよりも左に振り抜きながらフェース向きはターゲットラインよりも左に向いて当たることでフェードをコントロールするためです。

画像: ボールの先に先端を少し広げてアライメントスティックを2本置く神谷そら

ボールの先に先端を少し広げてアライメントスティックを2本置く神谷そら

フェースがターゲットに対してスクエアに当り、軌道が左に向いたアウトサイドイン軌道であれば、ボールは真っすぐに打ち出され右に曲がるスライスとなりますので、つかまったフェードを打つためにはインパクト時のフェース向きはやや左に向いて当たることが重要になります。

ドローヒッターの場合は、フェードとは逆でターゲットラインよりもフェース向きは右を向いて当たり、クラブ軌道は右に振り抜くインサイドアウト軌道が必要となります。どちらの弾道も、クラブ軌道がターゲットラインに対して大きくズレているとボールの曲がり幅も大きくなりますので、プロは3度程度を目安に計測器を使ってチェックしています。

彼女たちは、本番のティーグラウンドでもターゲットを決めたら地面に置いたスティックをイメージしてクラブを振り抜くことでボールを曲げながらコントロールしています。

アマチュアのみなさんもフェース向きとクラブ軌道に注意して練習してほしいと思いますので、彼女たちのアライメントスティックの使い方を真似してみてはいかがでしょうか?


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