地域に根ざした大衆的な中華料理店「町中華」にスポットが当たって久しいが、同じように地域に根ざしたゴルフショップといえば「ゴルフ工房」がある。経験豊かなクラフトマンが使い手の要望に合わせ、ヘッドとシャフトを組む「カスタムクラブ(地クラブ)」が人気だ。そこで、人気工房がオススメするカスタムクラブを週イチで紹介! 試打者はゴルフダイジェストで四半世紀にわたり世に出たほぼすべてのクラブを打ってきた堀越良和プロだ。

連載102回目は、本企画の第13回に登場した「ゴルフ工房ゲイン」の森本暁さんがオススメするカスタムクラブをご紹介。今回はTHE-G「Ti HYBRID TRIANGLE」、TPT「HYBRID」シャフトの組み合わせがオススメとのこと。

工房店主の森本さんが特徴を語る

「最大の特徴は、フェースとボディに採用された『6AL-4Vチタン』の一体成型構造にあります。チタン特有の柔らかくも芯のある弾き感、そして手に伝わるマイルドな打感は実に心地よく、インパクトの瞬間にボールを強く押し出していく感触を存分に味わうことができます。また、ソールには高比重タングステン合金を配した深低重心設計を採用。これにより、ロングレンジからでも楽にボールが上がり、グリーンを上からデッドに狙っていける高弾道を実現しています」

画像: THE-G「Ti HYBRID TRIANGLE」、TPT「HYBRID」シャフトの組み合わせ

THE-G「Ti HYBRID TRIANGLE」、TPT「HYBRID」シャフトの組み合わせ

「さらに、ソール中央を空洞化して余剰重量をヘッド外周へ配分することで、慣性モーメント(MOI)を最大化。オフセンターヒット時でも当たり負けすることなく、卓越した直進性と安定した飛距離性能を誇ります。セミディープで丸みを帯びた、いわゆる『ゲンコツフェース』は、構えた瞬間に力強い弾道をイメージさせてくれる正統派のデザインと言えるでしょう。特筆すべきは、ソールに配置された3つのウェイトビスによる緻密なカスタマイズ性です。標準(ヒール6g、トゥ9g、バック12g)の状態からビスを交換することで、重心位置を最大2mmまで調整が可能。『つかまりを良くしたい』『左のミスを消したい』といったプレーヤーの悩みやスウィングタイプに合わせて、振り心地と球筋を劇的に変化させることができる、非常に『育てがい』のあるヘッドに仕上がっています」

堀越プロに印象を聞いた

「今回試打するのは、THE-G『Ti HYBRID TRIANGLE』の4番(24度)です。ルックスは非常にオーソドックスかつ正統派。ややディープフェースな佇まいに、力強い弾道を予感させるヘッドですね。設計面では、フェース・クラウン・ボディをチタン一体成型で仕上げつつ、ソールに高比重タングステン合金を配した低重心設計が光ります。『いかに球を楽に上げるか』という作り手の意図が明確に伝わってきます。また、ソールにある特徴的な3つのウェイトビスは、レディス向けに軽量化したり、つかまり具合を微調整したりとカスタマイズ性が非常に高く、自分好みの『理想の一本』を追求できる、調整機能に優れたモデルと言えます。組み合わせたシャフトは、独自の自動化製法でスパイン(芯)を排除した革新的な『TPTシャフト』。手に取ると、一切の淀みがない均一な剛性を感じ、安定したクラブ挙動を求める方にジャストフィットする印象でした」

画像: 試打者/ほりこし・よしかず。試打経験に裏打ちされた豊富な知識と確かな試打技量で、大手メーカーのシャフトやヘッドの開発にも携わる。キング・オブ・試打。クレアゴルフフィールド所属

試打者/ほりこし・よしかず。試打経験に裏打ちされた豊富な知識と確かな試打技量で、大手メーカーのシャフトやヘッドの開発にも携わる。キング・オブ・試打。クレアゴルフフィールド所属

実際に試打を開始!

※ドライバー換算でHS42m/sの試打データ
●キャリー/174.7Y
●総飛距離/186.3Y
●ボール初速/52.1m/s
●打ち出し角/17.8度
●スピン量/4814rpm
●着弾角/46.7度

「特筆すべきは打ち出し角と着弾角の高さで、これなら硬いグリーンでもしっかり止めていける性能があります。心地よい打感を生むヘッドと、安定したスピン量を供給するシャフト。この相乗効果が実に見事にマッチしています。全体としては『左への巻き込み』を抑えつつ、右へのミスもケアしてくれるオールマイティな特性を感じました。ただし、シャフトのトルクが少なめな設定なので、ヘッドスピードが40m/s以上のプレーヤーにその真価を発揮する組み合わせでしょう」

総評

画像: 総評

「今回のTHE-G『Ti HYBRID TRIANGLE』とTPT『HYBRID』のセッティングは、左へのミスを嫌うプレーヤーにとって最高の武器になると思います。ミドルアイアン以上のクラブを楽に打ちたい方にとって、楽に高弾道が打てるこの組み合わせは、まさに『救世主』となり得る可能性を秘めています。小ぶりなヘッド形状は球を操るイメージが湧きやすく、芝からの抜けの良さも大いに期待できそうです。TPTシャフトの黄色と黒のシンプルなデザインは、同伴競技者の目を惹きつけるので、所有欲や会話のネタにもなりそうです。お値段は一般的なシャフトに比べると少々高価ではありますが、試す価値は大いにあると思います」

THANKS/クレアゴルフフィールド

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