冬季クローズの北海道で通年雇用を果たしたゴルフ場が今後は地域全体が潤う方策を探る――。
画像: ゴルフ5カントリー美唄Cの名物ホール「8番のアイランドグリーン」

ゴルフ5カントリー美唄Cの名物ホール「8番のアイランドグリーン」

北海道にあるゴルフ5カントリー美唄Cが2月下旬に開催した「スノーゴルフ2026」は盛況のうちに終了。16年にGDOと共同で始めた雪上でゴルフができる取り組みで、冬のゴルフ場に通常のゴルフのみならずとも人を呼べることを証明した。この成功がきっかけになり、翌年は雪上バイクやスノーサッカーなど冬のアクティビティを展開し、「美唄スノーランド」へとヒートアップ。一昨年が7000人、昨年は2万人が来場。今季は3万3000人の来場者を見込む勢いだ。

ゴルフとスノーランドによる“二毛作”によって、雪国念願の通年雇用を実現した。ただ一方で課題も残る。同Cは札幌から電車で35分の好アクセスの地にあるが、これがあだとなって、来訪者のほとんどがその日のうちに移動。つまり現地にお金が落ちる機会が極端に少ない事態となったわけだ。

「美唄市とタッグを組んで、市内のレストランへ宿泊客を無料送迎したり、市内で利用できる金券を配布したりして3年間取り組んできましたが、効果はいまひとつでした」(同C支配人、小水隆史氏)

そこでこの事態の打破のために同Cでは、ゴルフを通じた地域活性化と同時に大学生への教育機会を提供する「産学連携パイロットプログラム」を実施。大学と企業が連携し、新しい教育モデルや共同研究の成果を検証することを目的としたもので、イベント(スノーゴルフ)運営の実務体験や課題解決に関するワークショップが行われ、日帰り客を美唄にとどめる「夜のコンテンツを充実させて、美唄の宿泊施設に1泊してもらう」などのアイデアが話し合われたようだ。

来年はより広範な教育機関や自治体を巻き込んだプロジェクトに発展させる予定。新たな地域活性化に注目したい。

※週刊ゴルフダイジェスト2026年4月14日号「バック9」より


This article is a sponsored article by
''.