
米女子ツアー「アラムコ選手権」初日、畑岡奈紗とともに首位スタートの山下美夢有(25年撮影)
山下選手の初日のドライバー平均飛距離は235.0ヤード。他の選手に比べると20ヤード、下手するとそれ以上に飛距離は出ていません。それでもフェアウェイキープ率は13/14と超がつく正確性でフェアウェイを射抜いています。
それでも、パーオン率は決して高いとは言えない10/18とうい数字。それでもスーパースター揃いの米女子ツアーで首位タイスタートを決めることができる秘密が、やはり圧倒的な小技力にあります。
この日のパット数は驚異の「24」。1ホール1.5パットでプレーしている計算で、グリーンを外しても寄せワンを拾いまくり、チャンスはことごとくモノにしていることがわかります。
開催コースのシャドークリークは難コース。グリーンは小さく、コンパクションも高く、一見すると飛距離が出ないと苦しいのかと思いきや、「グリーンは硬いけど、そのなかでスピンコントロールができた」と語る会心のラウンド。
昨年AIG女子オープンでもタフなセッティングを制したその実力を、難コース・シャドークリークでも遺憾無く発揮しています。
それに対して畑岡奈紗選手はドライバーの平均飛距離257.0ヤードと十分な飛距離を背景に、パーオン率は13/18と山下選手よりも高い数値。パット数も27にまとめています。
畑岡奈紗選手は好スタートの理由として「1番でボギー発進だったが2番ですぐにバーディがとれたこと」「すべてのパー5でバーディがとれたこと」「常に次のショットにフォーカスしたこと」などを挙げています。
山下選手も「パー5で伸ばせた」ことを好スコアの要因として挙げていましたが、難コースだからこそ、パー5で数少ないチャンスをモノにすることが上位進出を目指す上でキーになりそうです。
いずれにせよ、戦前には4日間のトータルスコアとして5アンダーを予想していたというほどの難コース、シャドークリークで1日5アンダーは、畑岡選手にとってはまさに想定外の好結果といえそう。
昨年の日本開催の「TOTOジャパンクラシック」での勝利以来好調がずっと続いている畑岡奈紗選手。今シーズン初勝利も大いに期待できそうです。
1打差4位タイには3週連続優勝を狙うキム・ヒョージュ。さらには、今季3試合で「優勝・2位・2位」というとんでもない結果を残しているネリー・コルダが控えています。残り3日、果たしてどんな結果が待ち受けているのでしょうか。
【アラムコ選手権 初日 日本勢の順位】
1位タイ(5アンダー): 山下美夢有、畑岡奈紗
15位タイ(1アンダー): 竹田麗央
27位タイ(E): 岩井明愛、原英莉花
44位タイ(1オーバー): 古江彩佳、馬場咲希
58位タイ(2オーバー): 西郷真央
71位タイ(3オーバー): 岩井千怜
95位タイ(5オーバー): 勝みなみ、吉田優利
