大会新記録の爆発力
マッキンタイアは初日の「66」に続き、2日目はそれを上回る「64」のビッグスコアをマーク。2日間トータルで通算14アンダー「130」という驚異的な数字を叩き出した。これは単なる好スコアではない。大会が現在のTPCサンアントニオへと舞台を移した2010年以降、開幕36ホールでの最少スコア記録(従来の12アンダー)を2打も更新する新記録なのだ。「すべてが上手くいっている。ティーショットもアイアンもパットも、とにかくソリッドだ」と、本人も手応えを口にする。
新兵器の恩恵とイーグル
この歴史的な爆発を支えている要因の一つが、彼がバッグに入れたばかりの新しい相棒だ。

未発表の「GTS2」ドライバーを絶賛するロバート・マッキンタイア(PHOTO/Getty Images)
「タイトリストの新しいドライバー『GTS2』を入れたんだ。スピン量も良く、風の中でも球筋をコントロールできるのが大きい」と、最新ギアの性能を絶賛。風が吹き荒れるテキサスにおいて、自在にボールを操る安心感が彼にアドバンテージをもたらしている。
さらにこの日は、14番(パー5)でギャラリーを熱狂させるスーパープレーが飛び出した。「ティーショットを安全な左サイドに打ち、レスキュー(ユーティリティ)で打つにはちょうどいい距離が残ったんだ」と振り返るセカンドショット。
「完璧に芯を食った。グリーンに届かないはずが、グリーン手前1フィート(約30センチ)に落ちて、そこからピンまで10フィート(約3メートル)のところにいってくれたんだ」
【動画】悪いライからUTで3mに! マッキンタイアのスーパーショット【PGAツアー公式X】
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x.comピンチにもなり得る風の状況を読み切り、計算尽くの一打で見事なイーグルを奪取した。
奇妙なジンクスと結び
そして、彼が首位を独走するこの大会には、ある奇妙なジンクスがつきまとっている。2024年のアクシャイ・バティア、2025年のブライアン・ハーマンと、現在この大会ではレフティ(左利き)の選手が2年連続で優勝しているのだ。もしマッキンタイアが逃げ切れば、「3年連続でレフティが優勝」という珍しい記録が生まれることになる。
記者からこのジンクスについて問われると、彼は「過去に左利きの選手が好成績を残しているのは確かだけど、そんなことはまったく気にしていないよ」と笑い飛ばした。
「朝起きてウォーミングアップをして、ただ自分のプレーをするだけさ」
記録にもジンクスにも縛られない自然体のレフティが、歴史的なスコアで週末の主役に躍り出た。日本勢の追い上げとともに、彼の圧倒的なプレーから目が離せない。
