リランキング制度のおさらい
ボーダー周辺に大きな変動! 吉澤柚月が「当確」に

「ヤマハレディースオープン葛城」では、吉澤柚月は12位タイ、倉林紅は43位タイでフィニッシュ(撮影/有原裕晶)
先週までに金田久美子や政田夢乃、吉田鈴らが早々に「みんゴル的突破基準」である48ptsをクリアし、後半戦への切符をほぼ手中に収めている。そして高橋彩華・仲村果乃・荒木優奈による三つ巴のプレーオフで優勝者を決める混戦となった「ヤマハレディースオープン葛城」を終え、ボーダーライン直下の順位にも変動があった。まずは、先週ボーダーラインに迫っていた選手の動向を確認しよう。
▼暫定リランキング順位(※第5戦終了時点のボーダー周辺)
6位:(QTランク76位)吉澤 柚月/93.00pts(5ランク↑・+49.5pts)
11位:(QTランク3位)福山 恵梨/63.95pts(2ランク↑・+24.75pts)
12位:(QTランク6位)川岸 史果/55.05pts(2ランク↓・+7.2pts)
==みんゴル突破基準ライン 48.00pts==
14位:(QTランク5位)高橋 しずく/41.94pts(2ランク↓)
15位:(QTランク11位)大出 瑞月/41.13pts(+7.2pts)
17位:(QTランク12位)森井 あやめ/34.40pts(3ランク↓)
特筆すべきは吉澤柚月だ。「ヤマハレディースオープン葛城」で12位タイに入り、49.5ptsを加算。暫定リランキング6位へジャンプアップし、突破基準を余裕でクリアした。推薦出場のチャンスを見事に活かし、自らの実力で中盤戦への切符をもぎ取った形だ。今週開催の「富士フイルム・スタジオアリス」にも出場予定なので、この勢いのままポイントを積み重ねたいところだろう。また、前週時点でボーダーまで残り0.15ptsに迫っていた川岸史果も、同大会で40位タイに入り無事に突破ラインを超えた。
そして今大会で成績を残し、新たに浮上した選手は以下の通りだ。
▼暫定リランキング順位(※第5戦終了時点のボーダー周辺)
13位:(QTランク22位)宮澤 美咲/54.82pts
==みんゴル突破基準ライン 48.00pts==
16位:(QTランク‐‐位)大久保 柚季/40.66pts
18位:(QTランク‐‐位)ささき しょうこ/33.00pts
19位:(QTランク31位)沖 せいら/32.93pts
20位:(QTランク34位)エイミー・コガ/29.05pts
21位:(QTランク1位)倉林 紅/28.22pts
注目は21位へ浮上したルーキーの倉林紅だ。昨年のプロテストは4位で合格し、QTではトップ通過を果たした彼女。開幕戦以外の3試合すべてで予選を突破し、着実にポイントを加算してきている。突破基準までは残り約20ptsとなっており、次戦以降の上位フィニッシュで、一気に当確圏へ飛び込むポテンシャルを十分に秘めている。
爆発力は折り紙付き。QT上位の神谷、六車が狙う「一発回答」
今大会のような3日間競技において、単独7位(50pts)以上の成績を収めれば、一撃で“みんゴル的”当確ライン(48pts)に到達する。つまり、ここまで4試合でポイントを得られていない選手にとっても、まだまだ「一発逆転」のチャンスは十分にあるのだ。
一撃で“みんゴル的”当確ラインまで到達するには?
▶3日間競技の場合=単独7位(50pts)
▶4日間競技の場合=単独14位(48pts)
▶国内公式競技の場合=単独18位(48pts)
▶USメジャー競技の場合=単独28位(48pts)
特に注目したいのが、プロ2年目となるこの2人。まずはQTランク2位という堂々たる成績で今季の出場権を掴んだ神谷桃歌だ。本来の実力からすれば、いつ上位に顔を出しても不思議ではないポテンシャルを秘めている。

▶神谷桃歌、「ダイキンオーキッドレディス」初日(撮影/岡沢裕行)
そしてもう一人、驚異の爆発力を期待させるのが六車日那乃だ。昨年末のQTファイナルステージでは、3日目に「やばい×3」と自ら口にするほど神がかったプレーを見せ、93位→52位→11位へと猛チャージ。結果QTランク9位に入り、自力で前半戦の出場権をもぎ取った勝負強さは記憶に新しい。

▶六車日那乃、「ダイキンオーキッドレディス」初日
そして今週の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」で、もう一人忘れてはならないのが中村心だ。今季前半戦のQTランクは82位。主戦場はステップ・アップ・ツアーだが、本大会には出場予定となっている。昨年、同大会で初のプレーオフを経験し、2位タイという悔しい結果に終わっただけに、期する思いは誰よりも強いはず。
昨年の模様はこちら
今大会には、米ツアーを主戦場とする竹田麗央や岩井姉妹、渋野日向子ら強力な「海外組」もスポット参戦する。世界を知る強敵ぞろいのフィールドで、リランキング浮上を狙う選手たちがどのような戦いを見せるのか。第1回リランキングが確定する「ニチレイレディス」まで、シード権を持たない選手たちのシビアで熱いサバイバルから目が離せない。


