「飛ばし屋じゃない、小技を見て!」小林大河(日大出身/QT32位)

185cmの長身から放たれる豪快なスウィングはツアーレップからも一目置かれる小林大河。しかし、彼のアピールポイントは意外なところにある。
「身長があるので飛ばして攻めるタイプに思われがちなんですが、自分ではそう思っていなくて。グリーン周りやパッティングを得意としているので、そういう小技を見てもらいたいです」
プロの世界で戦うスイッチが入ったのは、アマチュアとして出場した昨秋のPGAツアー「ベイカレントクラシック」。「世界の選手との違いを痛感したことが大きな収穫でした。将来は世界で戦いたい気持ちが強いので、そこからしっかり準備をしてきました」と語る。
「まずは開幕戦で予選を通過すること。そしてACNツアーで3勝し、レギュラーツアーのシードを獲得したいです」
冷静に足元を見つめる長身ルーキーの繊細なタッチに注目だ。(第1Rスタート:8:50 OUT)
「同期の誰よりも早く勝ちたい」古瀬幸一朗(東北福祉大出身/QT11位)

昨年末のQTで11位に入り、見事な位置からスタートを切る古瀬幸一朗。だが、3月まではパッティングが不調で「ドツボにハマりそうだった」という。しかし、アドレスを少し修正したことで劇的に復調。「パッティングのストレスが減り、ショットも一緒に良くなっていきました」と自信を取り戻した。
プロとして出場した先月の「ISPS HANDA Japan-Australasia Championship 2026」では悔しい結果に終わった。「全然通用しなかったので、その汚名返上じゃないですが、今週はギャラリーの目に留まる順位に食い込みたい。得意のパッティングはもちろん、ティーショットから全部を見てほしいです」と力強く語る。
「学生時代から競い合ってきた同期が多くて刺激になります。誰よりも早く優勝したいですね。全試合で優勝を狙い、最終戦のJTカップに出場するのが目標です」と野心満々だ。(第1Rスタート:7:50 IN)
「1球ごとに的を変える」実践的練習で挑む湯原光(東北福祉大出身/QT3位)

ファイナルQT3位という輝かしい成績を引っ提げて開幕戦に臨む湯原光だが、その素顔は非常に落ち着いている。「大学を卒業してからも特別に変えたことはなく、普段通りの生活を心がけてきました」と自然体を貫く。
そんな彼の持ち味は「ショートアイアンの精度」だ。「練習では同じ的だけを狙うのではなく、1球ずつ的を変えて本番のように打つ練習をしてきました」と、実戦を見据えた取り組みで磨きをかけてきた。2年前、推薦で本大会に出場した際は2日目の強風に苦しめられた。「風が吹くのがこのコースの特徴。今年はまず予選通過して、前半戦でもらったチャンスで結果を残し、シードを取りたいです」。
同級生たちの存在も「負けないように頑張る」ための良いスパイスになっているようだ。(第1Rスタート:7:20 OUT)
「バーディを取って当たり前」強気で淡々と攻める小田祥平(専修大出身/QT10位)
「ティーショットが自分の強みなので、そこから攻めてセカンドをチャンスにつけ、しっかりバーディを取っていくゴルフを見てほしいです」
そう胸を張るのは、小田祥平だ。学生時代から培ってきたショット力にはプロの世界でも通用する自信を持っている。
直近に出場したACNツアー「Novil CUP」で16位タイに入って手応えを感じており、現在の調子は「悪くない」。「浮き足立たず、淡々とプレーしたい。『バーディを取って当たり前だろ』というぐらいの感覚で平然と行けたらいいですね」と頼もしい言葉が口をつく。
コースの印象については「がっつかずに手前からのゴルフができれば自然とスコアは出る」と冷静に分析。尊敬する先輩・福住修と同じ舞台で「僕は僕らしく」と、堂々と開幕戦の優勝を狙いに行く。(第1Rスタート:7:10 IN)
切磋琢磨してきた同世代のライバルたちが、プロという新たなステージで一斉にスタートを切る。彼らのスウィングに込められた決意と熱気は、春のゴルフ場を大いに盛り上げてくれるはずだ。
会場の東建多度カントリークラブ・名古屋では、プロのスゴ技が間近で見られる「スティンガー・バルーンクラッシュ」や、ご当地グルメが味わえる「東海あたりまえ食堂」などギャラリーイベントも充実している。ぜひ今週末は会場へ足を運び、次世代を担うルーキーたちの“プロ初陣”を現地で目撃してほしい!
