いよいよ開幕した第90回「マスターズ」。その開幕を宣言する「オナラリー・スタート」が各選手のスタートに先立って行われた。プレーヤー、ニクラス、ワトソン、3人のレジェンドの貴重なショット写真、そしてマスターズの開幕に感動が止まらない現地の横田英治プロによる、プチスウィング解説をどうぞ!

合計252歳! そんな3人を見守るパトロンの波

今年も開幕したマスターズ。初日の木曜日、その激戦の前に行われる「オナラリー・スタート」。今年もゲーリー・プレーヤー、ジャック・ニクラス、トム・ワトソンの3人によって行われました。

1番ホールには、3人の名前の横に年齢が掲示されますが、それぞれ「90」「86」「76」。そんなレジェンドの姿を見ようと、早朝にもかかわらず、ティーイングエリアの周辺はパトロンの波。3人の姿を見るのも難しいほどの人だかりです。

いよいよレジェンドが登場。パトロンがスタンディングオベーションで迎えます。

画像: このアナログ感も「マスターズ」ならではの味

このアナログ感も「マスターズ」ならではの味

打順は年齢順。まずは3回マスターズを制したゲーリー・プレーヤーから。今年も練習日からコースを回るほど元気な90歳。プレーを見に来ていた子供をひょいっとお姫様抱っこしたり、高々と足を上げてみたり。現役時代からのフィットネスの習慣を今も続けていることは間違いないでしょう。では現地の横田英治プロのプチスウィング解説です。

ゲーリー・プレーヤー(90歳)

「現役時代と変わらず、腕力や上体の力強さが健在のスウィングです。昔からフェースの開閉が多いですが、それを肩から腕のパワーで制御して振っています。それにしても90歳の人があんないい球を打てるんだと、心底驚きました。この元気さならまだまだオナラリー・スターターを続けてくれるに違いありません」

続いては、帝王ジャック・ニクラス。御年86歳。マスターズ6回優勝の史上最多記録を持っています。最後の優勝は1986年の46歳の時。最終日に着ていた黄色のシャツを彷彿させる黄色のセーターで登場です。

ジャック・ニクラス(86歳)

「他の2人に比べると体が動かない感はありますが、それでもアドレスの時に醸し出すオーラは、やはり帝王ニクラスそのもので健在です。アップライトに上げていくバックスウィングも、ニクラスらしくて懐かしい。かっこいいですね」

最後は、最年少のトム・ワトソン、76歳。マスターズは2勝。ニクラスに続く「新帝王」として一時代を築きました。

トム・ワトソン(76歳)

「現役時代とほとんど変わっていないんじゃないかと思うぐらい、かっこいいスウィングです。重心管理がしっかりされて、フットワークで打っています。自分は動かずに、シャフトとクラブヘッドが大きく動く、クラブ主導のスウィングなので、年をとってもしっかり最後まで振り抜けています。年齢からは想像できないきれいなハイドローで、距離もかなり出ていました」

「いや〜、3人のレジェンドの『振りっぷり』、本当に元気をもらいましたし、感動しました」と、横田プロも満面の笑み。

252歳のレジェンドたちがオーガスタの空に描いた弾道は、スタートしていく現役選手たちにとっても「最高のエール」になったはず。

歴史を築いた3人のフルスウィングが、今年もオーガスタを戦いの舞台に変えました。レジェンドたちの熱いバトンを受け取った選手たちが、これからどんなドラマを見せてくれるのか。興奮の4日間は、まだ始まったばかりです!

PHOTO/Yoshinori Iwamoto


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