
ザ・ノースCGCは全長7093Y。 コース設計・監修は青木功
同GCの田南部健一支配人によると、ASCの菊地洸監督から「選手のデュアルキャリアにご協力いただけないか」と話があり、キャディ10名、フロント1名を採用した。
6~10月の繁忙期は全組キャディ付きプレーで営業する同GCはキャディ60名体制で臨んでいるが、内訳は地元採用が30名弱。残りを道外からの派遣に頼らざるを得なかった。
「自社キャディを増やすことは当クラブの課題です。地元を知る若い人材をしっかりと教育し、長く雇用を継続できる体制を整えたかった」(田南部支配人・以下同)
同GCはスループレーなので、キャディの仕事は5時間ほど。選手は午後3時過ぎにコースを出て、夕方からの練習には十分間に合う。8時間勤務の会社では競技との両立が難しく、ゴルフ場の働き方がマッチしたのだ。
ゴルフ場にとっても、体力的に優れ、瞬発力や打球判断力も高いアスリートはキャディとしてのスキルを備え、一般人に教えるよりもはるかに吸収力が高いという。
3月25日に入社した11名はまず5日間、ゴルフやゴルフ場について座学。その後は「同僚がティーアップして打った球を追ったり、2打目付近で行う作業などを学びました。4月10日のオープン後は先輩キャディに同行して研修を続け、目安としては約2カ月後、6月初旬くらいの独り立ちを目標に教育しています」
また、選手のセカンドキャリアも支援する。サッカー選手の引退時期は30歳が目安だというが「30歳は社会人、とくにキャディとしてはまだまだこれからの年齢です。なので、選手たちには『サッカーを退いても、もし本人が希望すれば、ぜひその後もサポートしますよ』と話しました」
ゴルフ場が混雑する土日はリーグ戦があり、業務よりも試合を優先する。また、試合でケガをすると業務ができない。こうしたリスクを理解したうえで、「この協力関係を何とか軌道に乗せたい」と言う。
キャディ、とくに若手人材の確保に苦労するゴルフ場が多いなか、コースも選手もウィンウィンの取り組みと言えるだろう。
※週刊ゴルフダイジェスト2026年4月28日号「バック9」より
