大観衆は圧倒的にシェフラーを応援。完全にアウェイの状況にもフィッツパトリックはめげずキャディと冗談をいい合う余裕があった。
フェアウェイからの第2打はピン方向に真っすぐ飛んで手前に落ち、カップ奥4メートルのバーディチャンスにつけた。いっぽうシェフラーはセカンドを右に外しバーディならず。スライスラインを読み切ったフィッツパトリックがジャストタッチでパットを沈め、23年以来3年ぶり大会2勝目を挙げた。

RBCヘリテージを制したマシュー・フィッツパトリック(写真/Getty Images)
「シェフラーが終盤バーディを量産すると思っていたので粘り強くプレーする必要がありました」とプレーオフは織り込み済み。全米アマやライダーカップで勝負強さを発揮してきたマッチプレー巧者はプレッシャーがかかる場面でも「4番アイアン(プレーオフ2打目)で最高のショットが打てました」と世界No.1を凌駕する強心臓ぶりを見せつけた。
バーディパットを沈めた瞬間のリアクションはなかったが、シェフラーやキャディと握手を交わしたあとグリーンサイドで見守った両親、そして妻キャサリンさんの元に駆け寄り歓喜の抱擁。
実は最近一家にはいいニュースが続いている。彼がバルスパーで優勝した翌週には弟のアレックスがDPワールドツアーのヒーロー・インディアン・オープンで初優勝を飾り、欧米で2週連続大会を制覇した初の兄弟となった。
次週のチューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズでは兄弟がペアを組み大会初制覇を目指す。
「家族旅行はどこまでも続きそうです。こうなったらもうとことん行きますよ。弟も調子が良さそうなのでこの勢いを維持したい。来週が待ち遠しいですね」
弟のアレックスは現在DPワールドツアーのポイントランク7位につけており、来シーズンはPGAツアー昇格の可能性も。来年はイングランド出身の兄弟がともにアメリカを主戦場に戦うかもしれない。
敗れたシェフラーは「風が四方八方から吹き荒れる難しい状況で週末ボギーが1つだけだったので、本当に良いプレーができたと思います。もう少しパットが決まってくれれば……」。
「日曜日はほんの少しの差が勝敗を分けるんです。フィッツパトリックは間違いなく優勝に相応しい素晴らしいゴルフをしました」と悔しさを胸にしまい相手を称えた。
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PGA TOUR Highlights | Round 4 | RBC Heritage | 2026
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