全国から問い合わせが殺到するという知る人ぞ知る人気ショップ「ゴルフステージ成城」のクラブナビゲーター吉田朋広氏が注目するギアを徹底検証・解説する。今回は発売から5年以上経った今でも人気のあるテーラーメイド「SIM2 MAX」のシャフトマッチングについて、グラファイトデザイン「TOUR AD」に絞って考えてみた。

今でも大人気!テーラーメイド「SIM2 MAX」

今回は、テーラーメイド最後のチタンフェースモデルとして、発売から5年以上が経過した今なお根強い人気を誇る「SIM2 MAX」のシャフトマッチングを考えてみます。

同モデルのマッチング検証は2025年6月のコラム以来となりますが、今回はグラファイトデザインの「TOUR AD」シリーズの中から、とくにおすすめのシャフトを厳選しました。

2021年に登場した「SIM2」シリーズは、SIM2、SIM2 MAX、SIM2 MAX-Dの3機種展開で、なかでも「SIM2 MAX」はアスリートゴルファーから高く支持されているコアモデルです。

長く愛される最大の理由は「チタンフェース」にあると考えています。同社はその後、カーボンフェースを採用した「STEALTH」シリーズへと移行し、現行の「Qi4D」で5代目を数えます。長年のユーザーであれば、最新のカーボンモデルを一度は試打、あるいは購入されたことでしょう。それでもなお「SIM2 MAXのほうが結果が良い」と手放さない方の多くは、チタンフェース特有の素直な弾道特性に魅力を感じているのだと思います。

画像: SIM2 MAX

SIM2 MAX

本モデルに搭載された「スピードインジェクテッド ツイストフェース」は、スイートエリアの広さと高い反発性能を両立しています。ヘッドスピードの速いゴルファーなら、硬いカーボンフェースでもボールをしっかり潰して飛ばせますが、日本の平均的なヘッドスピードの層では、チタンフェースのほうが違和感なく扱えるケースも少なくありません。

そこで今回は、「SIM2 MAX」を愛用するヘッドスピード(HS)42m/s以下のゴルファーに向け、2021年以降に発売された「TOUR AD」の中から3本をピックアップしました。

おすすめ1:TOUR AD FI

まずおすすめしたいのが、2025年9月発売の最新モデル「TOUR AD FI」です。ねじれとつぶれを抑え、先端部に「トルネードチップテクノロジー」を搭載することで、高いミート率とボール初速を実現する設計となっています。

6Sを基準としたポジションマップではフェード系に分類されますが、HS42m/s以下の方には「4R1」(重量50g、トルク5.3、中調子)を推奨します。同じモデルでも、4R1の挙動は6Sとは別物。しなりを活かしてしっかりとボールをとらえることができます。

画像: ツアーAD FI 4R1シャフト

ツアーAD FI 4R1シャフト

重心距離が長めの「SIM2 MAX」は、右へ抜けやすいと感じる方もいるはずです。しかし、4R1は中間から先がやや軟らかめで先端の動きを感じやすいため、自身のスウィングでしっかりインパクトでき、右へのミスを防ぐイメージが湧きやすいでしょう。つかまり過ぎない絶妙なバランスは、「SIM2 MAX」との相性抜群です。

おすすめ2:TOUR AD CQ

続いては、シリーズ唯一の先中調子モデル、2022年発売の「TOUR AD CQ」です。ムチのようなしなりとインパクトに向けた加速感が特徴で、ポジションマップではドロー系に位置します。

画像: TOUR AD CQ

TOUR AD CQ

今回選んだスペックは「5R1」(重量52g、トルク4.6)。手元側の剛性を高め、中間からやや先にキックポイントを置いた、TOUR ADらしいプロ・アスリート向けの設計です。

手元が硬いため、切り返しでシャフト自体を硬く感じるかもしれませんが、中間から先はスムーズに加速し、ボールを力強くつかまえてくれます。

「SIM2 MAX」ユーザーには、楽に振るより「しっかり振りつつ、つかまりも欲しい」と考える方が多いのではないでしょうか。ハリがあって叩ける「CQ」は、切り返しでシャフトにテンションをかけるスウィングや、テンポの速い方にとって最高のマッチングになるはずです。

おすすめ3:TOUR AD UB

最後は、大型・大慣性モーメントヘッドの性能を活かすために開発された「TOUR AD UB(2021年発売)」です。

ポジションマップではやや低めのフェード系ですが、推奨スペックは「5R1」(重量56g、トルク4.4、中調子)となります。

画像: TOUR AD UB(2021年発売)

TOUR AD UB(2021年発売)

名器「TOUR AD DI」を現代の大型ヘッド向けにブラッシュアップしたモデルで、手元から中間にかけての剛性を抑えてスムーズな切り返しを可能にしつつ、先端を高剛性に仕上げています。

画像: 「SIM2 MAX」

「SIM2 MAX」

高い強度を持つ炭素繊維「トレカ®T1100G」を使用した先端〜先中部の剛性により、ヘッドの無駄な動きを抑制。効率的なインパクトを実現し、過剰なバックスピンによる吹け上がりも防ぎます。

切り返しのしやすさと、しっかり叩ける安心感を両立したアスリート向けシャフトです。テークバックがゆったりで、切り返しのタイミングを手元側で感じたい方にぜひ試していただきたい組み合わせです。

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