
人生初の始球式。気になる背番号は「385(み・や・こ)」で登場!
緊張の初マウンド、東投手からの直伝指導も

【左】東克樹投手からボールの投げ方を教わる前【右】「線に沿うように」とのアドバイスをもらい、握り方が様になった都玲華
始球式のオファーを受けた際、「私でいいのかな」と感じつつも「1回やらせてもらいたいという夢でもあったので、すごく嬉しかった」と喜びを口にした都。登板に向けて事前に祖父とキャッチボールをして準備を重ね、本番前にはDeNAの東克樹(あずま・かつき)投手から握り方のアドバイスを受けていたという。 「線に沿って、2本の指で握ると良いと教えてもらいました」と明かした。
本番前の練習では見事なノーバウンド投球を披露しており、「どっちかというと球速を上げて出そうかなと思っていたくらい」と自信をのぞかせていた。しかし、「ゴルフより全然緊張しました。投げる時というより、行くまでが緊張しました」と語る通り、普段の試合会場とはひと味違う大観衆の視線が集まる独特の雰囲気に飲まれたのか、本番ではボールが大きく外れてしまった。
立ち位置をまさかの勘違い!?

始球式に初挑戦した都玲華。キャッチャーは、山本祐大(やまもと・ゆうだい)が務めた
投球が外れた瞬間の心境を問われると、『くっそー!』と頭を抱えと悔しさをにじませた。「キャッチャーの方しか見えなくなってて、曲がらなかったんですかね」と首を傾げる都プロだったが、ここで記者との会話から驚きの事実が発覚する。
マウンドの傾斜について聞かれた都プロは、「あ、平らじゃないんですね?」と驚きの声を上げた。さらに、投球プレート(白い板)の存在や使い方を知らず、白い線の前から投げてはいけないと思い込んでいたことが判明。線の後ろから投げていたと明かし、「知ってたら行けたかもしれない! 」とお茶目な一面を見せた。
自己採点は「5点」。ゴルフに例えると?

「5点」の投げに思わず頭を抱えてしまった都
初の始球式の自己採点を求められると、「5点。相当低いです。せめて届いてほしかった」と辛口の評価。この日の投球を自身の本職であるゴルフのミスに例えると、「ダフリ引っかけのOBみたいな感じです」と表現し、報道陣を沸かせた。
それでも、「ファンの方もあたたかくて、すごく素敵だなと思いました。ゴルフと違った魅力があって楽しかったです」と充実感を漂わせた。「ゴルフはいろんなプロがいろんなところでプレーしていますが、野球は1点に(視線が)集中する。その中でプレーされているのはすごいなと思いました。私には無理かも(笑)」と、他競技のプロ選手へのリスペクトも忘れない。
同世代の活躍を胸に、次週からの戦いへ
現在開催中の米国女子ツアー「シェブロン選手権」では、同年代の選手たちが活躍している。そのことについて話題が及ぶと、「すごいですね。同級生が戦っているのはすごく尊敬します」と刺激を受けている様子だった。
「今週1週間はお休みで、来週からまた始まるので、しっかり準備して頑張りたいなと思います」と、次戦に向けて気持ちを新たに引き締めた都プロ。今回の貴重な経験と悔しさをバネに、本職のグリーン上では“フェアウェイど真ん中”の活躍を見せてくれることに期待したい。
撮影/U-NEXT
