2026年の海外女子メジャー初戦「シェブロン選手権」は、ネリー・コルダが通算18アンダーをマークし、2位に5打差をつける完全優勝で幕を閉じました。
画像: 日本勢最上位の竹田麗央(撮影/大澤進二)

日本勢最上位の竹田麗央(撮影/大澤進二)

日本勢は11名が決勝ラウンドに進出し、勝みなみと竹田麗央が通算4アンダーの12位タイで日本勢最上位に。次いで、岩井明愛と山下美夢有が通算3アンダーの21位タイでフィニッシュしています。

それにしても今シーズンのネリー・コルダの勢いはすごい。今大会は2026年シーズン開幕戦以来の2勝目となりますが、これまで出場した5試合の成績は「優勝2回、2位(タイ含む)3回」と完全無欠の無双状態。なぜこんなに強いのか、スタッツをひも解くと本当にとんでもない数値が並んでいることがわかります。

画像1: Nelly Korda Highlights | The Chevron Championship Rd. 4 www.youtube.com

Nelly Korda Highlights | The Chevron Championship Rd. 4

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まず、SGティートゥグリーン。これが5.28で1位なのですが、この「5.28」という数値は完全に異常値です。これは、「平均値よりもティーからグリーンまでのショットで5打以上稼いだ」といった意味。ざっくりでいうと、他の選手とショットだけで5打の差がついているということになります。

男子のPGAツアーに目をやると、この指標の1位はローリー・マキロイで、数値は1.933。マキロイほどのショット力をもってしても、ツアー平均との差は2打弱。環境が違うのでもちろん単純比較はできませんが、ネリーの5.28がいかに傑出した数値かがわかるのではないでしょうか。

さらに、SGティートゥグリーンの“内訳”を見てみると、ネリーのオールラウンダーっぷりがさらに際立ちます。

まず、SGオフザティーが2.28で1位。SGアプローチが2.02でこれまた1位。SGアラウンドグリーンが0.98で2位となっています(これらの数値を足すと5.28になるわけですね)。

SGオフザティーはティーショットの指標。SGアプローチはグリーン周りの指標かと思いきやそうではなく、グリーンを狙うショットの指標。SGアラウンドグリーンが日本でいうアプローチの指標となります。

グリーン周りだけ2位ですが、ティーショットもセカンドショットも頭ひとつ抜けています。ちなみにSGアラウンドザグリーンの1位選手の数値は「0.99」なので、この部門もいってしまえばほぼ1位タイみたいなものだったりします。

SGパッティングは-0.53で77位と、ここだけ指標的にはマイナスになっていますが、むしろパターにまだ伸び代を秘めているという点が恐ろしいとさえ言えそうです。

これらのデータが示す通り、現在のネリーは他を凌駕する異次元のショット力で強豪ひしめく米女子ツアーで無双しています。

昨年まさかの未勝利に終わり、シーズンオフに結婚を発表。プライベートを充実させて臨んだ今シーズン、どこまで成績を伸ばすのか想像もできません。

この絶対女王に日本勢がどう立ち向かっていくのか、そのあたりも今年の米女子ツアーをウォッチするうえでのポイントになりそうです!


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