PGAツアー唯一のダブルス競技チューリッヒクラシック・オブ・ニューオーリンズは、マシュー&アレックスのフィッツパトリック兄弟がトーナメントレコードを塗り替え、通算31アンダーで優勝を飾った。3日目に18ホールの大会最少スコア「57」をマークしトップに躍り出た2人は、兄弟ならではのチームワークで1打差の勝利をもぎ取った。現在DPワールドツアーに参戦中の弟はこの優勝でPGAツアーの正式メンバーの資格を獲得。これからは兄とともに主戦場をアメリカに移す。

オルタネート(1個のボールを交互に打つ)方式でおこなわれたこの日、先に通算30アンダーでホールアウトしたクリストファー・レイタン&クリス・ベンチュラのノルウェーペアと並んで最終ホールにたどり着いたフィッツパトリック兄弟。プレーオフを回避するには少なくともバーディを奪わなければならない。

まずは兄がティーショットをフェアウェイ左サイドへ。続く第2打は弟アレックスが260ヤード先のグリーンを狙ったものの左のバンカーに捕まった。だがそこは全米オープン覇者のマシューのこと。35ヤードのアプローチを見事40センチに寄せ、弟がウィニングパットを沈め地面にしゃがみ込んだ。マシューにとっては前週のRBCヘリテージに続く2試合連続V、今シーズン3勝目だ。

画像: アレックス(左)とマシュー(右)のフィッツパトリック兄弟(写真/Getty Images)

アレックス(左)とマシュー(右)のフィッツパトリック兄弟(写真/Getty Images)

中盤追い上げられ「苦しいラウンドでした」(兄)というが「昨日も今日もアレックスが素晴らしいプレーをしてくれたのでこれ以上ないくらい最高でした」。

「まだ実感は湧きませんけれど兄や両親と一緒にいられるだけで本当にうれしいです。努力の賜物です」(アレックス)

松山英樹が4位に入った22年の全米オープンで兄が優勝。その場に立ち会ったときアレックスはスリムな兄とは違ってポチャポチャした体型のいかにもアマチュアといった雰囲気だった。しかし今回は髭をたくわえ筋肉質の体型に変身。コーチも変え得意のショートゲームを磨いたことで3月にDPワールドのインディアン・オープンで優勝し、好調のままニューオーリンズに降り立った。

PGAツアー参加を正式に受け入れたのか? という記者の質問にアレックスは「はい、受け入れました。(サインした手が)まだ震えています。本当に信じられない」と興奮を隠せなかった。

ブルックス・ケプカ&シェーン・ローリーのペアが大会前に注目を集めた。しかし2人は予選ラウンドで姿を消し決勝ラウンドはフィッツパトリック兄弟の独壇場だった。

ウィリアム・マウと組んだ金谷拓実は「ウィリアムがたくさんバーディチャンスを作ってくれたのに決められなくて……」と通算21アンダー、26位タイの成績に満足していない。次週のキャデラック選手権(シグネチャーイベント)には出場できないが今後の活躍に期待したい。

【動画】チューリッヒクラシック・オブ・ニューオーリンズ最終日のハイライトをチェック【PGAツアー公式YouTube】

画像: PGA TOUR Highlights | Round 4 | Zurich Classic of New Orleans | 2026 www.youtube.com

PGA TOUR Highlights | Round 4 | Zurich Classic of New Orleans | 2026

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