ドライバーはアッパーブローで打つのが良いと言われるが、多くのアマチュアは「ニセモノアッパー」で打ってしまっていると内藤雄士プロ。正しいアッパーブローで打つためのコツを、シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオが試してみた!

ニセモノアッパーで打っているアマチュアは多い

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。僕はもともとドライバーショットでもヘッドが少し上から入ってしまい、スピンが多くなり飛距離をロスしていました。そこで最近はアッパーブローを意識して打っているのですが、これが正しいのかどうか……。週刊ゴルフダイジェスト5月5日号に「ドライバーの”アッパーブロー”は本当に正解なのか?」という記事がありました。そこに正しいアッパーブローの打ち方が載っていたのでやってみることにしました。

画像: 週刊ゴルフダイジェスト2026年5月5日号で特集されていた「正しいアッパーブローで打つコツ」を実践!

週刊ゴルフダイジェスト2026年5月5日号で特集されていた「正しいアッパーブローで打つコツ」を実践!

この記事で解説をしてくれている内藤雄士プロによると、ドライバーはアッパーブローがいいと言われる理由は「高打ち出し、低スピンの飛ぶ弾道になるから」だと言います。しかし最近のPGAツアーの選手たちは平均して1.3度のダウンブローで打っているというんです。その理由はクラブとボールが低スピン化しているために高打ち出しや低スピンを狙って打つことをしなくなったということなんですね。1発の飛びよりも、適度なスピンを入れて曲がらないことを重視しているということなんです。

しかしPGAツアーの選手といえば、僕たちアマチュアとは比べ物にならないほどのヘッドスピードですから、あまり参考にならないですよね。ではJLPGAの選手たちはどうかというと、実は3度ほどアッパーで打っているそうなんです。ですから、僕たちアマチュアも、ややアッパーに振ってキャリーを出したほうが飛距離は伸びるということなんですね。

画像: PGAツアープロは少しダウンブローに打っているが、JLPGAの選手たちはややアッパーに打っている

PGAツアープロは少しダウンブローに打っているが、JLPGAの選手たちはややアッパーに打っている

でも内藤プロによると“ニセモノアッパー”で打っているアマチュアが多いそうなんです。ボールを上げようとして手首を折ってヘッドを跳ね上げるような動きはニセモノアッパーです。またアッパーの意識が強すぎて、右足に体重が残る、いわゆる「明治の大砲」になっていたりするのもニセモノの証。僕のアッパーはまさにこれかもしれません……。こういう動きだとボールにパワーが伝わらず飛距離も出ないんですね。

画像: ニセモノアッパーは(左)手首を折ってアッパーの軌道を作っている。(右)右足に体重が残る「明治の大砲」になっている

ニセモノアッパーは(左)手首を折ってアッパーの軌道を作っている。(右)右足に体重が残る「明治の大砲」になっている

ホンモノアッパーで打つために重要なのが「ビハインド・ザ・ボール」

ではホンモノアッパーを打つためにはどうすればいいのでしょうか? それはインパクトで「ビハインド・ザ・ボール」の形を意識することだそうです。正しい「ビハインド・ザ・ボール」の条件は(1)切り返しで左足を踏み込み、インパクトで地面からの反力を受け取っていること(2)頭がボールよりも後ろにあること(3)手元が左股関節付近にあり引き上げる方向に動いていることの3つだそうです。

画像: (左)ニセモノアッパー。(右)正しい「ビハインド・ザ・ボール」ができているホンモノアッパー

(左)ニセモノアッパー。(右)正しい「ビハインド・ザ・ボール」ができているホンモノアッパー

これができていると、遠心力が生まれやすく、緩やかなアッパーになりやすいということです。そのために気をつけるのは、まず胸の中心がずっとヘッドを向いていること。いわゆる「体の正面にクラブがある」という状態ですね。これができると振り遅れも防止できるそうです。

そしてもうひとつがトップでは右股関節の上に左わきがくるようにすること。これができるとしっかりと右に乗れているということ。注意するのは右腰をずらさないことだそうです。

画像: (左)体の正面にクラブがある。(右)トップでは右股関節の上に左わきがくるように

(左)体の正面にクラブがある。(右)トップでは右股関節の上に左わきがくるように

これらのことを注意しながらボールを打ってみました。まず右股関節の上に左わきがくるというトップが意外と難しい。普段はここまでしっかりと右に回れていないということですね。無理にやろうとすると腰がスライドしてしまいます。体が硬いということもあるので、これはとりあえずスライドしない範囲で左わきを右股関節の上に近づけるくらいにしておきます。

そして常に胸の前にクラブがあることを意識しながら「ビハインド・ザ・ボール」を意識してボールを打ってみたのですが、どうしても右足に体重が残ってしまいます。左足にしっかりと踏み込めていないということですね。これではニセモノになってしまいます。

無理にアッパーに振ることを考えないようにして、しっかりと切り返しで左に踏み込み、頭がボールの後ろにあるように振ってみました。左に踏み込むという動きが個人的には少し難しいのですが、これがある程度うまく行くと、自分でアッパーに振ろうとしなくても緩やかなアッパーに勝手になっているような感じがします。頭とクラブヘッドが引っ張り合うので、ヘッドスピードも上がっている感じがするし。ただ、素振りではまあまあできたとしても、このスウィングでしっかりとボールを打つのはなかなか難しい。やはり今までニセモノアッパーをやってきたので、その動きが体に染み付いてしまっているんですね。しかしこの動きをマスターすれば、確実に飛距離が伸びそうな感じがしました。まずは素振りで体にこのスウィングを覚え込ませて行こうと思います。

僕のようにアッパーブローで打ちたいけどいまいち上手く打てないし、飛距離も出ないという人は、一度ホンモノアッパーの動きを試してみてはいかがでしょうか。

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