
LPGAツアーのコミッショナーのクレイグ・ケスラー氏(PHOTO/Getty/mages)
人気アミューズメント施設「TOPGOLF」の最高執行責任者からコミッショナーに転身したケスラー氏は、ほぼ毎試合コースに足を運びプロやスポンサーと意見を交換している。
米ゴルフダイジェスト誌のインタビューで自身の仕事ぶりをどう評価するかという質問に「チームの進歩に大変満足している」と答え、具体的には全ラウンドの生中継を実現したこと、ショットトラッキングなどの放送機能を強化したこと、スケジュールの改善(今後さらに改善予定)などを成果として挙げた。
「私が非常に興奮しているのは1年前(就任前)、メディア対応に選手の協力を得ようとした際、15人ほどの選手に“懇願”しなければなりませんでした。でもここ数週間で115人もの選手が自主的に各々1時間ずつ時間を割いてコンテンツ制作に協力してくれました。選手がツアーの発展に寄与し、次のレベルに向かうための準備をしているのです」
スター候補のルーキー、ナターシャ・オーンはケスラー氏を「大統領選に出馬してもおかしくない」と言う。「話し方や立ち居振る舞いはとてもクール。会うたびに盛り上げてくれる頼もしい存在」と語るなど選手のハートもつかんでいるようだ。
マスターズの開催週にはオーガスタを訪れ関係者との交流を行い、将来有望なビジネスパートナーから「LPGAは素晴らしい活動をしている。ぜひ参加したい」という言葉を貰った。
また、フォード選手権でリディア・コーが「60」をマークした際、SNSでの発信が遅く機会を逃した。その教訓からJMイーグルLA選手権で岩井千怜が前半「29」でコースレコードをマークした情報を即座に配信。現場主義の彼ならではの対応だった。目指すは「皆にインスピレーションを与える存在」というケスラー氏。今後の戦略に注目だ。
※週刊ゴルフダイジェスト2026年5月12・19日号「バック9」より

