こういうゴルフ場こそ再生を願わずにはいられない。北海道士別市に位置する士別同友会CCは今シーズンから新体制へと移行した。
画像: 北海道士別市に位置する士別同友会CC

北海道士別市に位置する士別同友会CC

同CCを運営してきた同友会グループが撤退し、士別市の経済人である会員有志たちが(株)士別CCの株主となり、すでに営業を始めている。

同CCの歴史をたどろう。前身は地元ゴルフ愛好家によって造られた9ホールのつくもCCで、1973年に当時の(株)イジカンが9ホールを新たに造成し、事業を継承したうえで1976年から18ホールの士別同友会CCとして経営していた。1993年にはクラブハウスを新築し、その前後に会員募集も行っている。

また2004年には経営母体の組織替えが行われ、運営母体は医療法人社団同友会になった。その関係で順天堂大学陸上部などが合宿で利用したり、2010年からはスポーツ団体や大学運動クラブのトレーニング、ウォーキングなどのコースとして、ゴルフ場を午後4時以降無料開放するなど、地域貢献に根ざした運営を行ってきた。

しかし、年々ゴルフ場の売り上げは減少し、預託金償還問題も抱えていることから2019年12月に同CCは11億7200万円の負債を抱え、民事再生法の適用を申請。同友会グループの支援のもと、再建してきた経経緯がある。

そして今年になって前述のような体制となったというわけである。

「オーナーがいない、いわば仲間たちが集って運営していくのが理想の“倶楽部”といえます。そういう意味でいえばこの士別同友会CCは日本では数少ない倶楽部になったといえます」とは、スコットランドリンクスの倶楽部に詳しいR&Aの会員でもある武居振一氏。

同CCは丘陵コースで北海道らしい広々としたロケーションでヨーロッパの田園風景をイメージしたレイアウトが特長。設計したのは造園会社の(株)よみうり造園というのもうなずける話だ。

地域貢献のためにも生き残っていってほしいゴルフコースである。

※週刊ゴルフダイジェスト2026年5月12・19日号「バック9」より


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