国内男子ツアー「中日クラウンズ」が今日(4月30日)開幕した。初日の公式気象データによれば、気温15.0度、南東の風1.1m/sの雨模様。肌寒く重いコンディションの中、屈指の難関コース・名古屋ゴルフ倶楽部和合コースで単独首位に立ったのは、通算8アンダーというビッグスコアを叩き出した前田光史朗(まえだ・こうしろう)だった。

日大の絆が起爆剤!前田光史朗がバーディラッシュで単独首位発進

画像: 左から順に、平本世中(ひらもと・せじゅん、2位)、前田光史朗(まえだ・こうしろう、1位)、小平智(こだいら・さとし、3位タイ)(写真は2026年東建ホームメイトカップ初日、撮影/姉﨑正)

左から順に、平本世中(ひらもと・せじゅん、2位)、前田光史朗(まえだ・こうしろう、1位)、小平智(こだいら・さとし、3位タイ)(写真は2026年東建ホームメイトカップ初日、撮影/姉﨑正)

10番スタートの前田は、出だしの10番から13番まで圧巻の4連続バーディを奪取し、一気に波に乗る。後半に入っても勢いは止まらず、4番から6番でも3連続バーディを獲得し、リーダーボードを鮮やかに駆け上がった。

この日、同組で回ったのは日本大学ゴルフ部時代にチームを牽引した古川龍之介だ。前田自身は副将として古川を支えた間柄であり、気心の知れた同志とのラウンドが好プレーを生んだ。

プロ2年目の2024年には、わずか30人しか出場できないエリートフィールドの最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」に初出場(賞金ランク30位)。昨年は未勝利ながらも「ダンロップフェニックス」初日に「64」をマークして首位発進を決め、先週の「前澤杯」では初日に5位タイにつけるなど、着実に初優勝への階段を上っている。ジュニア時代からの憧れである石川遼と同じフィールドで、悲願のツアー初Vへ向けこれ以上ないロケットスタートを切った。

「まさか、この難しい和合でこのようなスコアが出るとは。正直自分が一番びっくりしています。もともと和合Cは相性が良くなくて不安しかなかったんですが、雨でグリーンが止まりやすくなり、攻めやすくなったのがプラスに働きましたね。出だしのオッケーバーディから4連続で獲れて『今年はなんか違うぞ』と波に乗れました。明日からも周りに影響されず、しっかりコースと向き合い耐えながら、優勝を目指して頑張ります」(前田)

同級生の優勝に燃える平本世中と、自然体で上位を狙う小平智

首位の前田を追うのが、通算6アンダーでフィニッシュした平本世中(ひらもと・せじゅん)だ。

「去年は1年間苦しい思いをして、秋口に良くなってきた」と語る平本だが、最大の原動力は同年代の活躍。「国内開幕戦と先週の大会で同級生が連チャンで勝っている(99年生まれの石坂友宏と、米澤蓮)。シード選手で優勝していないのは僕だけ」と闘志を燃やす。

一方、5バーディ・ノーボギーで上位につけた小平智は「ピンチもなく、穏やかにゆっくり回りました」とベテランの余裕を見せた。15、16番の連続バーディを含む会心のラウンドに、「ティーショットもセカンドもあまり考えることなく打てた。心の乱れがなかった」と振り返る。雨でもスピードが落ちない和合Cのグリーンは、高速グリーンを好む小平にとって好材料。「今年こそ良い成績を残したい」と自然体で上位を狙う。

大ギャラリー沸く米ツアー組!杉浦悠太の躍動と石川遼の粘り

画像: 4バーディ1ボギーの通算3アンダーで10位タイにつけた杉浦悠太(撮影/姉﨑正)

4バーディ1ボギーの通算3アンダーで10位タイにつけた杉浦悠太(撮影/姉﨑正)

そして、ひときわ多くのギャラリーを引き連れたのが、ともに今季米下部ツアーを主戦場とする杉浦悠太と石川遼の組だ。地元・愛知県出身の杉浦は「こんないいコース、なかなか回れません」と謙虚に語りつつ、米国での成長を見せつけ通算3アンダー、10位タイと好発進。一方の石川は寒さとラフに苦しんだが、5番では「杉浦選手と同じラインで情報が取れた」と後輩のパットを参考に見事バーディを獲得。粘りのゴルフでイーブンパーにまとめ、「明日以降、攻め方に乗り遅れないように」と和合攻略へ前を向いた。

若手の躍動、ベテランの余裕、そして海外帰りの実力者たち。雨に濡れた伝統のコースで、週末に向けて極限のサバイバルテストはさらに熱を帯びていく。

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