
メディアにも常に真摯に対応する“人たらし”の石川。この4カ月で得たものを見せてくれるはずだ
記憶と記録が残る地に石川遼が帰ってきた。
今日(4月30日)から名古屋ゴルフ倶楽部和合コースで開催される国内男子ツアー「中日クラウンズ」で、今シーズン初めて日本ツアーに参戦する石川。今年は1月からPGAツアー2部のコーンフェリーツアーに参戦しているが、この4カ月を「もう今の時点で収穫もたくさんあった非常に濃いもの」と表現した。
「この4カ月で自分自身、痛い目にもあったりしたので、そこは今の課題でもありますけど、すごく楽しいです」(石川・以下同)
2010年に開催された同大会のチャンピオン。最終日に出した、当時の世界最小スコア「58」は、今も皆の記憶に残る記録だ。
「和合は優勝するまで苦手意識があった。最終日の『58』で優勝しただけなので、まだまだ自分は上手く攻略できていないと思っています。和合の攻め方、いつも難しいですし、まだまだ確立できていない。攻略したいというモチベーションはすごく高いです」

新投入のミニドライバーで名古屋GC和合Cを攻略なるか!?
今回はミニドライバーも準備しているという。
「多分入れると思います。ティーショットの幅も広がる。3番ウッドを抜くことになると思うので、ミニドラでいくか、ドライバーで打つか、他の3Uか4Uで刻むのか。米国男子下部ツアーで過ごした4カ月では広いコースもあれば狭いコースもあって、そこでミニドライバーの必要性があると思って、先々週のメキシコの大会から入れてすごくよかった」
練習日、久しぶりに会ったカメラマンに笑顔でグータッチしてきた石川。そんな“人たらし”ぶりも嬉しい。試合ではゴルフ熱の高い名古屋のファンを引き連れてのラウンドとなるだろう。

日大の同級生で仲が良い出利葉太一郎と久しぶりに“練ラン”した杉浦。地元でリラックスした表情だ
同じく今シーズンはコーンフェリーツアーに参戦している杉浦悠太も、日本ツアーは今年初めて。石川と同組でラウンドする。
「毎年、遼さんと同じ組で回らせてもらっていて、今年で3年連続になりますが、本当にたくさんの方が来てくださるので楽しいです。地元の試合でまだできていないので、優勝したいです」(杉浦・以下同)
愛知県高浜市出身で、幼少期から観戦に来ていた本大会で、憧れであり今は同じ舞台に立つ“ライバル”の石川と回ることに胸が躍る。
地元のコース、知り尽くしているのでは?
「いやいや、こんないいコース、なかなか回れませんよ」と謙虚にクールに話す杉浦。この4カ月を「とても楽しいです。やることは日本と変わらないですよ」と言う。
「なんだかスウィングがよくなった気がします。取り組んでいるトレーニングともかみ合ってきた感じです」
杉浦も2023年の「ダンロップフェニックス」(フェニックスカントリークラブ・宮崎県)で史上7人目のアマチュア優勝を果たしたり、2024年に初出場した「日本プロゴルフ選手権」(富士カントリー可児クラブ可児ゴルフ場志野コース・岐阜県)というメジャーでプロ初優勝を飾ったり、記憶に残る男だ。
「今年やっている試合のなかではこんなに速いグリーンはなかなかないので、タッチを合わせていきたいです」
難攻不落の和合で、ファンたちに新たな記憶を作るため、それぞれの“4カ月”をぶつけて戦う。
撮影/姉﨑正
