国内男子ツアーの伝統の一戦、「中日クラウンズ」の第2ラウンドが5月1日(金)に行われた。和合コースは初日に続き、冷たい雨に見舞われた。公式気象データによると、天候は雨、気温17.0℃、西北西の風2.6m/sというタフなコンディションだ。午前中から降り続いた雨は勢いを増し、コースコンディション不良のため11時32分に競技が一時中断。午後1時30分に再開されたが、夕方には雷雲が接近し、18時06分に無念のサスペンデッドが決定した。OUT・IN合わせて18組52名がホールアウトできないという、波乱に満ちた荒れ模様の一日となった。
画像: 左:平本世中、右上:岩﨑亜久竜(写真は2026年前澤杯、撮影/有原裕晶)。左下:出利葉太一郎(写真は2026年東建ホームメイトカップ、撮影/姉﨑正)

左:平本世中、右上:岩﨑亜久竜(写真は2026年前澤杯、撮影/有原裕晶)。左下:出利葉太一郎(写真は2026年東建ホームメイトカップ、撮影/姉﨑正)

雷雲接近で長丁場に。平本世中がノーボギーで暫定首位を死守

集中力と体力の維持が極めて難しいこの状況下で、初日からの好調を維持し、通算9アンダーの暫定首位タイにつけたのが平本世中(ひらもと・せじゅん)だ。10番スタートの平本は、出だしの10番でバーディを奪うと、折り返した1番、2番でも連続バーディ。12ホール目(3番)をパーで終えた時点でサスペンデッドとなったが、そこまでノーボギーの安定したゴルフを展開した。「大変でした。長くゴルフ場にいるので、疲れたなって感じです」と本音をこぼすが、メンタルコントロールは万全だ。「昨日と変わらずゼロからという気持ちでやっていた。明日の再開後のラウンドに向けて、しっかり準備しようと思います」と、長丁場の疲労を見せつつも力強く前を向いた。

中断明けの強風も攻略!岩﨑亜久竜が圧巻の3連続バーディ

その平本を追いかけ、暫定2位タイに躍り出たのが岩﨑亜久竜(いわさき・あぐり)だ。難しいコンディションのなかで5バーディ・2ボギーと着実にスコアを伸ばした。圧巻だったのは勝負強さ。14番で約3メートルのバーディパットを沈めると、続く15、16番でも同等の距離を確実に仕留め、見事な3連続バーディを奪取。「1日中パターに助けられた」と語る裏には、キャディとの揺るぎない信頼関係があった。約2時間の中断を挟み「一気に風も吹き、パーオンをなかなかすることができなくなった」とコースは激変したが、岩﨑はこのピンチも圧倒的な安定感でしのぎ切った。

驚異のパーオン率!出利葉太一郎が35位タイから暫定5位タイへ猛追

そしてギャラリーを沸かせたのが、前日の1アンダー・35位タイから通算6アンダーの暫定5位タイへと猛チャージを見せた出利葉太一郎(いでりは・たいちろう)だ。2度の連続バーディを含む7バーディ・2ボギーの快進撃。「長い一日になりましたが、パッティングが良かったです」と振り返る出利葉は、中断後のコース変化に対しても「グリーンが柔らかく遅く感じるところもあったが、上手くアジャストできた」と冷静に対応してみせた。好スコアを支えたのは精度の高いショットだ。「この小さなグリーンでほとんど外していないということは、自信を持っていい」と確かな手応えを口にする。

悪天候と2度の中断・サスペンデッドに翻弄された2日目。52名が競技を残す大混戦のなか、極限のコンディションで研ぎ澄まされた若手たちの精神力と技術が光った。熱気を帯びる波乱の週末から、まだまだ目が離せない。


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