「ラインが見えている」菅沼菜々、飛距離の進化で首位快走

飛距離が伸びたことで、2オンを狙うなど、プレースタイルに変化が合われた菅沼(撮影/岡沢裕行)
初日の「65」に続き、この日は6バーディ、1ボギーの「67」と安定したプレーを見せた菅沼菜々が、通算12アンダーでリーダーボードの頂点を守った。
「すごく安定していた」と振り返る菅沼の好調を支えているのは、昨季より伸びたというティーショットの飛距離だ。17番(パー5)では強風を考慮して「直ドラ」を選択したが、「スライスしたら右に流されそうで直ドラにしたんですが、トップしました」と若干不満げな様子。
それ以上に「ロングで2オンを狙えるのはかなり大きい」と、プレースタイルの変化に手応えを感じている。大好きなコースとの相性も抜群で、「ラインがすごく見えている」とパッティングも冴え渡る。「1打1打集中して頑張りたい」と、楽しみながら最終日の戦いを見据えている。
天本ハルカ、衝撃の5連続バーディで2位浮上

怒涛の連続バーディを奪った天本(撮影/岡沢裕行)
この日の主役の一人は、アウトコースで怒涛の5連続バーディを奪った天本ハルカだ。1番で4メートルのパットを沈めると、5番まで一度も止まることなくスコアを伸ばし、前半だけで「31」をマークした。
「とりあえず距離感を合わせようと思ったらラインが合ってきた」と語る天本は、体調不良による飛距離ダウンもあったが、富士フイルム・スタジオアリス以降徐々に回復してきているという。
今週から投入した新しいドライバーのシャフトもハマり、再び戦える状態に戻ってきた。通算10アンダーの2位で最終日を迎えるが、「スコアを出そうじゃなくて、ミスしないようなゴルフをしている結果がチャンスに繋がっている」と冷静。
優勝争いに向けて「獲れる所は獲っていきたい」と静かに闘志を燃やす。
ベテランと実力者が上位を包囲。混戦の予感

4位タイへと着実に順位を上げる永井(撮影/岡沢裕行)
通算9アンダーの4位タイには、ベテランの藤田さいきと実力派の永井花奈がつけている。藤田はパッティングの復調に加え、金曜日の休養がプラスに働いたと話す。グリーンの読みに苦労していたが、今週はコースを熟知する高橋あゆみキャディのアドバイスを取り入れ、迷いなくプレーできていることが好スコアに繋がっている。
一方、目標を「毎日バーディ5つ」と設定している永井花奈は、この日も安定したショットを武器にスコアを伸ばした。傾斜の強いグリーンに対し、「センターに乗せて無理をしない」というマネジメントを徹底し、好位置で踏みとどまった。
首位の菅沼から3打差以内に5人がひしめく混戦模様。名匠・井上誠一が設計した戦略性の高いコースで、新規大会の初代女王に輝くのは誰か。最終日の熱戦から目が離せない。



