女子ゴルフの今季国内ツアー第9戦、メジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」は9日、茨城GC西C(6718ヤード、パー72)で第3ラウンドが行われ、吉田鈴が38・39の「77」で回り、6オーバーの8位タイに浮上。最終日は2オーバーでトップの福山恵梨を4打差で追いかける。
画像: 3日目6オーバー8位につけた吉田鈴(撮影/姉崎正)

3日目6オーバー8位につけた吉田鈴(撮影/姉崎正)

風でボールが上空で止まった!

18番パー4、3打目となる57ヤードのアプローチ。「ピンの奥に3ヤードぐらいオーバーさせるイメージで打ったんですが……」。 グリーン手前の上空でボールが止まり、風でボールが押し戻されてしまった。 この日は最大瞬間風速14.9m/s(西風)の突風が観測されるほどの荒れ模様となり、「あんな風はないとびっくりしました。今日一番影響を受けました」と4打目も手前からアプローチすることに。しかし、ピン奥3メートルに寄せたパットを沈め、“ナイスボギー”で最終ホールを締めくくった。

3バーディ8ボギーの「77」。「ダブルボギーを打たないようにプレーしました」と再三のダボのピンチをボギーでしのいだ結果、スコアは5つ落としたが、順位は9位タイから8位タイの通算6オーバーへと踏みとどまり、トップの福山恵梨に4打差に迫った。

画像: ウェッジでショットしたボールが上空で止まってしまうほど風の影響を受けた吉田(撮影/姉崎正)

ウェッジでショットしたボールが上空で止まってしまうほど風の影響を受けた吉田(撮影/姉崎正)

風は番手選びに影響を与える。しかし、この日の強風はボールにインパクトする瞬間まで計算することができなかったという。

「構えた瞬間に風が強くなったり、ボールを打つ寸前に風が変わってアジャストすることが多く、最後は感覚に頼るしかなかった」と明かす。風に翻弄されて思い通りのショットが打てないなか、「低い球を打っても止まらないため、手前からポンポンと転がしていくようなマネジメント」を徹底。グリーンを外した際にも、いかにストレスのないパーやボギーのパットを残せるかという、アプローチの技術が試される1日だったと振り返った。

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スコアを作った3つのバーディについては、7〜8メートルのパットを沈めた序盤のほか、「17番のパー5では、3打目を50度のウェッジで80ヤードちょっと打ち、10メートル以上のパットが入った」とピンチをチャンスに変える。 一方、「4番、5番などでダブルボギーになってもおかしくない状況から耐えました」と、外せば致命傷になるような長いボギーパットでも神経をすり減らしながら、「絶対にダブルボギーだけは打たない」という強いエネルギーで沈め続けた。

茨城ゴルフ倶楽部西コースでの悪天候といえば、3年前に姉の吉田優利がメジャー制覇を果たしている。「姉はたぶんこういう条件が得意。雨や風の厳しい状況やメジャーで勝てる人は、人より『勝負強さ』を持っていると思うので凄い」とリスペクトを口にする。しかし、姉にアドバイスを求めたかという問いには「姉も今試合中で自分のプレーに集中していると思うので、自分のことは自分でやります」と、自立した力強い意志を見せた。

首位と4打差で迎える最終日。「何が起こるかわからないコースなので、ケアレスミスだけは絶対にしないようにしたい」と気を引き締める。強風の中で生じた「曖昧なショット」をなくし、しっかり「決め打ち」をしていつもと同じ自分のゴルフを貫くこと。「その結果、トップをどれだけ追い詰められるかだと思います」と、逆転でのツアー初優勝&姉妹メジャー制覇へ向けて、明日も最終ホールまで風とコースに立ち向かう。


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