
3オーバー2位タイに浮上した河本結(撮影/姉崎正)
悔しさがつのる上がりとなった。最終18番のボギーパットをフックラインと読み切ったが、折からの強風のいたずらもあって体が動き、引っかけ気味に打ち出してしまった。
痛恨のダブルボギーでそれまでのトップから陥落し「最後まで集中力を切らさずにやってきたので、最後のダブルボギーは悔しかったですね」と唇をかんだ。
硬くて速いグリーンに加えて最大瞬間風速14.9メートルの強風。出場66人のうち半分以上が80台という厳しい条件下で耐えに耐えた。
「(今日の風とピン位置を見たとき)頑張っても(やっと)アンダーパーかと思ったので、とにかく力を抜くことです。風が強いのであおられてどうしても体に力が入っちゃうから。あとはマネジメントも力を抜いてとにかくいいところに運ぶようにしました」
脱力プレーが奏功し、前半は1バーディ、1ボギーのイーブンパー36でまとめたが、後半は10番のつまずきがきっかけで流れを手放した。14番でサブグリーンからのチップインバーディがあったものの、2つのダブルボギーが響き40と崩れた。
「前半すごくよくて、でも、今日のキーだったと思うのは10番です。2メートルのバーディパットを外してしまったので、そこで流れを切っちゃったなと今は思いますね」
最終日は首位の福山を1打差で追う。逆転すれば昨年スタンレーレディスホンダ以来の通算5勝目、メジャーは初制覇となる。
「ワクワクしています。でも、優勝争いのワクワクというよりは、このコースを攻略するワクワクです。勝負じゃなくてゴルフをすることのワクワクみたいな感じです」
難コースと戦ってねじ伏せることを優先し、その結果として頂点に立つ。「燃える女」が初のメジャータイトル戴冠へ狙いを絞った。


