まれに見る混戦が続いている今年の全米プロゴルフ選手権。ムービングデーの第3ラウンドでメジャー史上初の快挙に近づいた選手がいた。前週のトゥルーイスト選手権でツアー初優勝を飾ったノルウェーのクリストファー・レイタンだ。2週間前は無名だったが初出場した今大会3日目にワンオン可能な13番パー4であわやホールインワンのスーパーショットを繰り出した。目下通算2アンダー、11位タイ。首位と4打差のV圏内に浮上した。

この日13番は293ヤードの設定。レイタンのティーショットはピンを指す美しい軌跡を描きグリーンにバウンドして転がりカップに向かってまっしぐら。

画像: あわやホールインワンのショットを放ったクリストファー・レイタン(写真/Getty Images)

あわやホールインワンのショットを放ったクリストファー・レイタン(写真/Getty Images)

あわやホールインワンかと思われた打球はピンに当たって方向を変え2メートル先に転がった。もしエースならメジャー史上初の快挙。ゴルフ史に名を刻んでいたところだった。

【動画】あわやホールインワンのショットを放ったクリストファー・レイタン【全米プロ公式X】

@PGAChampionship post on X

x.com

残念ながらイーグル止まりだったが、それでもこの日のハイライトの1つ。しかもレイタンのイーグルは13番だけではなかった。

16番パー5でも残り207ヤードのセカンドショットを2メートル強につけこの日2個目のイーグル奪取。

「風向きが昨日までとは違ったので今日はグリーンに乗せるのが難しくありませんでした。ピンポジションも昨日までの尾根の真上のような過酷な状況はなくて少しマイルドでした」(レイタン)

難易度が下がったとはいえ後半の2イーグルはお見事。「前半はパットが入らなかった」というが後半は2イーグル、2バーディ(1ボギー)で5アンダー「65」をマークし、前日から48ランクアップの通算2アンダー、11位タイで3日目を終えた。

ちなみにPGAツアーでパー4のホールインワンは過去1度だけ。01年のウェイストマネジメント・フェニックスオープンでアンドリュー・マギーが332ヤードの17番で達成しているのだが、そのときは前の組がまだプレー中だったことに気づかず打ったティーショットが前の組のトム・バイラムのパターに当たってカップインするという変則エース。レイタンのようなスカッとするショットではなかった。

画像: 首位と4打差の11位タイで最終日を迎える松山英樹(写真/PGAオブ・アメリカ)

首位と4打差の11位タイで最終日を迎える松山英樹(写真/PGAオブ・アメリカ)

イーグルといえば松山英樹も16番パー5でグリーン外からパターで打った3打目がカップに吸い込まれガッツポーズが飛び出した。

首位と1打差の3位タイからスタートしたこの日は前半2つスコアを落としずるずると後退したが後半粘って16番のイーグルで振り出しの3アンダーに戻しV戦線に再浮上。

【動画】公式が「魔法」「驚異」と書いた松山英樹のイーグルパット【全米プロ公式YouTube】

画像1: MAGIC Matsuyama Makes Amazing Eagle | 2026 PGA Championship | Round 3 www.youtube.com

MAGIC Matsuyama Makes Amazing Eagle | 2026 PGA Championship | Round 3

www.youtube.com

17番の3パットボギーはもったいなかったがキズを最小限に抑え通算2アンダー11位タイに踏みとどまり「(今日のプレーは)良くなかったけど、よく粘れて良かったです」と語ったあと調整のため練習場に直行した。

トップのアレックス・スモーリーだけが通算6アンダーで頭ひとつ抜け出しているが彼以外は依然として団子状態。4打差のレイタンや松山にも十分チャンスはある。


This article is a sponsored article by
''.