フィラデルフィアのアロニミンクGCでおこなわれている第108回全米プロゴルフ選手権は、かつて我々が見たことのないような混戦が続いている。全米プロ史上最多の22人が首位に4打差以内につけており、誰が勝ってもおかしくない展開に選手たちは虎視眈々とワナメーカー・トロフィーを狙っている。最後に笑うのは誰だ?

初日105位タイと大きく出遅れたローリー・マキロイはムービングデーに4つスコアを伸ばし通算3アンダー7位タイに浮上し「勝つチャンスはある」とマスターズに続くメジャー2連勝に意欲を見せた。

【動画】マキロイ、397ヤードをワンオン!【全米プロ公式YouTube】

画像1: Rory McIlroy Drives the Green on Par 4! | 2026 PGA Championship www.youtube.com

Rory McIlroy Drives the Green on Par 4! | 2026 PGA Championship

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風が穏やかだった午前中にプレーした彼は6番パー4(397ヤード)でワンオンに成功し、バーディを奪い一時トップに並ぶ勢いを見せた。しかし風が強くなった終盤17番パー3でグリーンを外しボギー。首位から陥落した。

それでも「今日は5アンダーを目標にして集中力を高めながら自分以外に意識を向けないようにしていました。(目標に)1打足らなかったけれど余計なことを考えず集中できていると思います」と自信たっぷり。

画像: 単独首位に立ったアレックス・スモーリー

単独首位に立ったアレックス・スモーリー

首位のアレックス・スモーリー(PGAツアー未勝利)だけが6アンダーで後続に2打差をつけ抜け出したがあとは僅差に何十人もがひしめいている。

2打差の2位タイにつけるラドビッグ・アバーグは「PGAツアーでのキャリアはまだそれほど長くありませんが、これほどの接戦は見たことがありません。本当に拮抗していますね。多くの選手に優勝のチャンスがあるので観戦するファンの方にとっても面白い展開だと思います」。

ムービングデーに3つスコアを伸ばし16位タイから2位タイにジャンプアップしたジョン・ラームは「明日に向けていい位置につけることができてうれしい」と相好を崩した。

しかし「グリーンの真ん中にボールを置いても2パットでホールアウトするのがこれほど難しいコースはメジャーでも経験したことがありません。どこに打てば安全という保障はどこにもない」と難しさを強調。

記者からもし優勝すればLIVにとって意義深いのでは? と聞かれると「もしそれを成し遂げたらまたその質問をしてください。スペインにとってのグランドスラムにどういう意味を持つかも含めてお話しします。でもその前にまずは集中して自分がコントロールできることだけを考えるつもりです」。

この日1メートル前後のパットも5回も外し、連日のオーバーパー(71)だったスコッティ・シェフラーは通算1アンダー23位タイに後退。

連覇に黄信号が灯ったこの日を「今日はなんとか持ちこたえられたと思います。風が強くグリーンの傾斜がきついので運任せの部分もありました」と振り返った。

「僕もこんな状況(混戦)は見たことがありません。明日は多くの選手に優勝のチャンスがある。今日までのプレーは引きずらず気持ちを切り替えて明日の最終日に臨みます」

ザンダー・シャウフェレやパトリック・リードといったメジャー覇者も3アンダー7位タイの好位置、ジャスティン・ローズも65の好プレーで2アンダー11位タイに浮上した。果たしてビッグネームがタイトルを奪うのか? 伏兵の下剋上はあるのか?

画像: 左からローリー・マキロイ、ジョン・ラーム、ザンダー・シャウフェレ、ジャスティン・ローズ、ラドビッグ・アバーグ

左からローリー・マキロイ、ジョン・ラーム、ザンダー・シャウフェレ、ジャスティン・ローズ、ラドビッグ・アバーグ

なおプレーオフは10番、17番、18番の3ホールの合計スコアで勝敗が決まる。タイの場合はサドンデスに突入する。

写真提供/PGAオブ・アメリカ


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