今季メジャー第2戦全米プロゴルフ選手権最終ラウンド、首位に5打差に30人がひしめく混戦からいち早く抜け出したのが、31位タイからスタートしたジャスティン・トーマスだった。ライバルたちを苦しめた難コース相手に6バーディ、1ボギーの5アンダー65をマークしクラブハウスリーダーに。「プレーオフのチャンスがあるならいつまででもコースで待ち続ける」と待機していたが夢やぶれ4打差の4位タイに終わった。
画像: ジャスティン・トーマスはトータル5アンダー4位タイ

ジャスティン・トーマスはトータル5アンダー4位タイ

トーマスには全米プロで7打差を大逆転して優勝した経験がある。今回もそうなるかも、と期待し、「これから風が吹いてくれると助かります。僕は今日やるべきことはやったのであとはこれから何が起こるか見守るだけです」。

かつてトーマスにはこんな経験がある。16年のトラベラーズ選手権で最終日に好スコアをマークしクラブハウスリーダーになったが、応援に来ていた友人に誘われレストランでビールを4、5杯飲んだ。気づけば2時間半も経っていたのに依然としてクラブハウスリーダーのまま。

「どうしよう? と思いました。こんなに飲んでしまったし、プレーオフに出たくないな」

幸か不幸かプレーオフにならず優勝者が決まったが、10年前の教訓から今回は「しらふで何時間でも待つ」と決めていた。しかし、9番のイーグルで流れを取り戻したライが11番でバーディを決め、6アンダー。トーマスは彼に一歩リードされた。

ライの勢いは止まらず13番でも2メートルのバーディを決め、16番のバーディで8アンダー。手が届かない位置に去ってしまった。しかも17番では20メートルを沈めてバック9、4つ目のバーディ。他の追随を許さない完璧な勝利を演出した。

本命候補のひとりジョン・ラーム(3打差、2位タイ)はグリーン上で苦しみ「今日のプレーを見たらライに追いつくのは難しかった」と白旗。

画像: ジョン・ラームはトータル6アンダー2位タイ

ジョン・ラームはトータル6アンダー2位タイ

ローリー・マキロイ(5打差、7位タイ)は「2つのパー5でバーディを取りこぼしたこと、ドライバーでグリーンを狙える13番パー4でボギーを叩いてしまったのが敗因。その3ホールでバーディを獲れていたら結果は変わっていたのに」と悔しがった。

画像: ローリー・マキロイはトータル4アンダー7位タイ

ローリー・マキロイはトータル4アンダー7位タイ

11位タイから出た松山英樹は序盤3つのバーディを奪って一時上位グループに名を連ねたが7番以降ボギーがかさみ2オーバー72。通算イーブンパー、26位タイに終わると「残念な結果になってしまった」と無念の表情を浮かべた。

画像: 松山英樹はトータルイーブンパー26位タイ

松山英樹はトータルイーブンパー26位タイ

史上まれに見る混戦も終わってみればライがただひとり涼しい顔で圧勝劇。

優勝賞金369万ドル(約5億8千万円)を獲得し、全米プロの生涯出場権に加えマスターズ、全米オープン、全英オープン、そしてザ・プレーヤーズ選手権の5年シードを付与された。

写真提供/PGAオブ・アメリカ

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画像: Round 4 Highlights | 2026 PGA Championship www.youtube.com

Round 4 Highlights | 2026 PGA Championship

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